舅はとても偏食。こだわりが強い。外食では食べられないものが多い。好きなものは好き。
セブンイレブンの冷凍の鍋焼きうどんはとても好き。あんこが好きだがこしあんはダメ、粒あんのみ。粒あんで店の指定もある。
酸っぱい系は全てダメ。酢が入っているものはオールアウト。梅干しとかもダメ。
舅が入院するときは、義妹が病院に説明する。酸っぱい系絶対口にしません。
前回の入院の時は、舅の食事でみんながヨーグルトがつく時に舅は代わりにゼリーが出た。
今回は。退院して二日後にばたばたで戻った、同じ病院に。だから言わなかった。タイミングを逸したのか、言わなくてもいいと思ったのか、とにかく結局言わなかった。
「ヨーグルトが出るんだ。生まれて初めて食べた。あれは美味いもんなんだな」
爆笑だわ。92歳にして初めて口にしたの、ヨーグルト。食わず嫌いおじいちゃんがよく食べてみたものだと。人生ってすごいね。
「やみつきだな」
もうホント、ウケる。そして楽しい。人生とは素晴らしい。
しかし、ヨーグルトっていってもなんでもいいわけではない。いつも出てくるアレでなければならない。うっかり他のを食べちゃって酸っぱかったら、もうアレも食べられなくなるかもしれない。と、おっしゃる。
そんな大げさな。とは思うが、せっかく「やみつきだ」とおっしゃるものと出会ったのだから、出会いは大切にしたい。
どんなやつ?と聞くと「青いんだ」「GGって書いてあるんだ」。赤くてR1とかじゃないんだな。
病院の帰りにスーパー行ったら売ってたわ。買って帰った。明日、義妹とこのヨーグルトの「味」についてきゃっきゃする予定。
舅は退院が見えてきたもよう。