リツエアクベバ

satomies’s diary

娘と電子機器

障害をもつ子を育てる。という上で。「電子機器に助けられる」ことを考えていくことは大きいと思う。
平成初期からの、時代として「過去の記録」。自分のために整理。

1.母の携帯電話契約
1998年、娘が学区の小学校の障害児学級に進学。家は学区のはずれ。Googleマップで「1.1キロ 徒歩19分」と出る。遠い。見通しの悪い、信号の無い横断箇所が通学路上にいくつもある。集団登校は無い。通学を送迎しながら、少しずつ本人の力を育てることを考えていく。

1999年。まだ携帯電話の所持率が高くはない頃。PHSの契約をする。次のミッション開始が契約理由。
娘が下校時、『今出た』と担任が通学路上に待機している母に電話をする。
徐々に送迎しない距離を伸ばしていく。

2.位置検索機器の契約
難しい通学路をマスターした小学校を卒業。学区の中学の障害学級の選択もあったが、養護学校中学部に進学。理由は「中学までの徒歩ルートは前より近く簡単になる。せっかく力をつけたのにもったいない」。「乗り換えアリの電車通学を自力で可能にする」目標に向かう。

docomoの携帯電話と、docomoの位置検索機器を契約。
ドコモ、いまどこサービス専用の新端末「P-doco?mini」

一定の期間を経て、キッズケータイに機種変。
ケータイ新製品SHOW CASE NTTドコモ キッズケータイ SA800i


「乗り換えアリの電車通学の完全マスター」に、年単位の時間をかける気満々だったが、入学後の5月の連休後あたりにはあっさりマスターしていた。女の子が母親に突っ張る反抗期の独立心が功を奏したことに。

位置検索機能については、電車の遅延などアクシデントに絶大な効果。また、独立心から「盛大な寄り道」をする時期があり、取っ捕まえるにも絶大な効果。

また、「自分が困ったときには、必ず母親が自分のいるところへ助けに来る」という学習をした。「位置検索」という、娘にとっては魔法のようなシステムを娘は理解はしていない。そうした「魔法」の存在を知っていればそれでいい。何か起きたときに「動かずにそこで待つ」という習慣がついたのは、わたしにとってはありがたい。

3.ソフトバンクのみまもりケータイ
子どもの誘拐事件などで、時代は一気に「子どものためのセキュリティ機器としての携帯電話」に動いていく。販促のために「子ども料金的契約プラン」が次々と出てきて、娘のような「大人の年齢だがキッズケータイ的機器を必要としている」人間がはじかれる。

それまで契約していたdocomoでは、こうした機器に用意されているお得な料金プランは使えず、通常の通信費の障害者割引を使うことになるのだが。それでも子どもより割高。

年齢制限無しのソフトバンク「みまもりケータイ」にチェンジ。
satomies.hatenadiary.com

4.そして次の機器へ
ソフトバンクのセキュリティ強化により「古いシステムを利用しているみまもりケータイの一部の機器が2019年11月末日をもって使用できなくなる」ことに。「あなたの機器はその対象です」という連絡が郵送でくる。

www.softbank.jp

要機種変。選択肢は二つ。
www.softbank.jp

要はガラケータイプとスマホタイプ。位置検索できてわたしと通話が可能ならそれでいいんだが。
ガラケータイプは在庫薄、らしい。
とりあえず様子見。してる間にガラケータイプはなくなるのか?というところ。どうしようかなあ。

ここではたと気付く。過去をまとめて振り返るのは、つくづく意味があるなあと思う。

子ども用の携帯にしたとき。ぱかっとひらいて確認するディスプレイ部分に自作の壁紙を使っていた。細かい文言は、忘れた。「この電話機を持っている子に何か起きていたら、短縮ボタンを押して母に連絡お願いします」的なヤツ。

おお、スマホタイプにするかな!また自作壁紙をつくるかな!