リツエアクベバ

satomies’s diary

過去と今と

単に引越しただけのつもりだったのに、新しいサービスの利用を始めたのだとある意味思い知らされた。いろいろ思いながらいろいろ思い出した。

「沈黙のオーディエンス」という有名な文章があったな。と、インターネットの海をさがす。その有名な文章を取り上げて考察する文章はすぐに見つけられたが、オリジナルにたどり着くのには少し時間がかかった。当時とは違う形でログ倉庫のようにしまいこまれていた。

「沈黙のオーディエンス」。わたしのはてなには次々に通知が入る。似たような現象を浴びている人も少なくないと思う。星がついた、読者になったと、このユーザーだよとはてなが伝えてくる。通知が入るとたいがいの人間は相手の陣地に確かめにいく。10回別々のところにいけば、10人の訪問者が見込めるだろう。100回ブログが表示されれば、そのうち1回か2回は広告をクリックし報酬が見込めるというのが一般的な計算式だとGoogleアドセンスのハウツーサイトにあった。大変だな。忙しそうだな。たいした情報も大きな事件の話でもない、つまらん個人の日記の公開。そんなものに短時間にどんどん入る通知の中で。純粋なオーディエンスと見せかけのオーディエンスと果たしてどちらが多いのだろうか。そう思うのはごく自然な流れだろう。

いろいろ思い出しながら、ふと駄文にゅうすを思い出した。なんだろう。わたしにとって駄文にゅうすの中の人は、静かに大きな感じの印象の人だった。

駄文にゅうすは独自ドメインに変わっていたけれど、わたしが知っているままの姿で目の前に表示された。ああ駄文にゅうすだなあと思う。更新されたリンクの興味あるものを拾い読みし、まとめを開いたらブログ論の紹介でえっけんブログがそこにあった。えっけんブログのその先にLSTYさんもいた。

なんだかタイムマシンみたいだったけれど、駄文にゅうすの人は自然にずっとそこに立っていて。それがうれしくてTwitterにフォローに行った。

駄文にゅうすには、改行考察のまとめもあった。個人の文章での改行派と段落派。ここのところ、この「見た目問題」には再び思うところがあったので、興味深くリンクをまわった。

自分の勝手な印象としては、改行派が多いのはアメブロ。論客が多いはてなは段落派が中心。という感じだった。変わりつつあるのか、はてなは。とはてなブログを見回ってそんな印象はあったのだけれど。それでもはてブで大きく取り上げられる文章は、やっぱり段落派が優勢かなとは思う。

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