リツエアクベバ

satomies’s diary

不思議な世界だ

はてなユーザーとしてはベテランだ。今は亡きRSSリーダーを好んで使っていたし、はてなスターなんてものはそもそも無かった。ブロガーという言葉はそもそも好きではないが、自分はなんだ?といえば「00年代ブロガー」だと思う。2000年代にめっちゃ飛び跳ねてた。自分の時代として溢れる排出欲、知識欲、巻き起こる事件、があった時期だったことは大きい。

はてなブログはスタートは招待制だった。回していただいた招待権を利用したかったし、カードを回したりもした。ただその時の招待権から始めたユーザーの大半が、はてなブログを放置した。慣れたダイアリーに代わるものとは思えなかったし、ブックマークのコメント欄がすっかりミニブログになっているユーザーも多かった。

それでもはてなブログは始まった。このサービスは着々と育っていった。サービスの向上を認めたユーザーのダイアリーからの移行もよく見るようになった。そしてはてなはダイアリー廃止を決定した。

はてなダイアリーは消える。はてなという大家が「ここはもう壊すから向こうに引っ越せ」と言ってきた。「最後は強制的に転居させるから、なるべく自分で引っ越せよ」と言ってきた。時代の仲間を見回しに行くと、重い腰を上げたユーザーもいれば、全記事削除をしたユーザーもいた。わたしは「記録を移すが、別物としてまた始めようか」というような開始になった。

ダイアリーのちょっとアレンジされたもの。くらいにしか思っていなかったが。なんかキナ臭いのが「読者登録」だ。編集画面のあれこれをいじりたくて、昨日amazonのリンクキーを使ってみた。驚くよ。あっという間に読者数が二桁だ。副業とかアフリとか、そんなのうたうとこばっかりだ。

はてなが言う。「読者登録しましょう」「スターをつけましょう」。サービスにもユーザーにも、ビジネスがくるくる動く。ああはてな。君のブログサービスに広告がつかなかった時代が懐かしいよ。

わたしの始めたばかりのはてなブログなんてたいしたものでもないよ。こんな始めたばかりのババアのおしゃべりに本気で読者登録とかあるはず無いし。わたしはフォロー返しとかスター返しとか全くしない冷めたユーザーだから。ゲロと犬と息子を知ってそうな人は信じるけど。

ああ、えっけんよ。なぜ死んだ。こういうサービスに応じたユーザーの動きの話とか大好きだったじゃないか。わたしはアンタから聞きたいよ。わたしは淋しいよ。しょうがないけどな。何を仕込むと何が起きるのか、ゆっくり眺めながら進んでいくよ。