リツエアクベバ

satomies’s diary

彼らがうちにやってくるまでのこと

 「アレクサ!」とか「おっけーぐーぐる!」とかやりたかった。すごくやりたかった。すごくすごくやりたかった。欲しい欲しい病にかかった。のはいつだったっけ。

 

 周囲に持ってる人はいなかった。ババアだからな、周囲もたいがいババアかいいとこオバハンだ。ガラケーさえ現役がいるんだ。よな。Twitterで「買った」出てくることはあった。でも「使ってるの、毎日」的な話はわたしのせまーいタイムラインには出てこなかった。

 

 何度か見かけた半額セールはドキドキした。LINEのクローバのセールもあったな。ドラえもんモデルが出た時の葛藤とか。まードキドキ。

 

  オーストリアにいる姉とスカイプで話していて。わたし今欲しい欲しい病だと告白したら、姉がこともなげに「うちにある」と言った。息子がパーティーのゲームの賞品だとかでもらってきたと。最初になんか使ってみたが、もう誰も見向きもしないと。Googleのほう。

 

 そうかー、と、この時欲しい欲しい病は落ち着いた。いらんわな。そうだ、いらない。だって要らないから。欲しいけど。

 

 なんかiPhoneのアプリでアレクサが使えるようになった。すごくたくさんあるというスキルも試してみられるようになった。たくさんあるし、ふうんとは思うが「素晴らしいスキル」なんてそこには無かった。Googleアシスタントもへーと思いはするが、たいしたもんでもないなと思った。欲しい欲しい病はさらに落ち着いた。はずだったね。おかしいね。