リツエアクベバ

satomies’s diary

新潟関連

去年の4月に父が亡くなりまして、無事に一周期も終わり次の4月は三回忌だ。
そんなこんなでお盆の過ごし方が変わりましてね。実家は世田谷区にあり本籍もすでにそこに移してある。しかしお墓は新潟にある。家は無い。
お寺の近くにあった、というかお寺の隣家であった父の生家は父の闘病中にすでに処分。家としておいといても管理が大変だし、売るにもなかなか売れる土地ではない。それでも相続は発生するということで、更地にした。そして隣家の寺に駐車場として寄付することになった。
お盆は、父のお墓参りに行きます。家が無いので近くの温泉に行きます。去年は新盆ということで母とわたしと夫と娘と息子と5人で行きました。新盆だから行って来いと舅に言われたものの、その舅自身が「迎え火に長男と男孫がいない」ことを気に病んでいたこともよくわかってた。ということで、「新盆以降は、わたしと娘は母といっしょに新潟へ、夫と息子は家で」という過ごし方をすることにしました。お盆に家族が分かれるのは、と、義妹がずいぶん気にしてくれましたが。いやいやこれでいこうということに。
長女はオーストラリアで国際結婚をしており、次女は横浜に嫁ぐ。「墓守がいない」ということの解決策については、父母と菩提寺とで話し合い、いずれは合祀墓にという話になっています。このことについて、母には「おかあさんもあの墓に入れ」と。「七回忌までは頑張って通う。七回忌が過ぎたら合祀に移す」と。そんな話になっています。

ものがたり/2013-09-17更新分

ってなことで、↑のエントリでぐちゃぐちゃ書いた、ずいぶん長いこと行くことが無かった父の郷里である新潟ですが。父が死んでこっち、まー、しょっちゅう行ってますですよ。母のかわりに親族の葬儀に出たりもしたしね。
上越新幹線の駅で「燕三条」というところがあるんですが。燕市三条市で「燕三条」。どっちを先にするかでかなりもめたらしく、高速のインターが「三条燕」で落ち着いたとかいうアレ。で、父の郷里が燕で母の郷里が三条という流れ。お盆には父の墓参りにも行くけど、母は自分の両親の墓参りもしたい。ってなことで、今年のお盆、ボク、レンタカー借りました。おれ、知らんとこで借りた車で、がんばったよ。ナビって便利ね。
でさ。ねえねえ、笹だんごって知ってる?新潟土産ってヤツ。

笹団子/ウィキペディア

わたし、好きなのよコレ。大好きなの。毎回買うの。新潟出身である母にあきれた顔で、「アンタ、またそれ買うの?」と言われる。はい、マジ、毎度買う。行く度に買う。長年行かなかった時期は、新宿駅売店とかでたまに買った。それは母には言ってない。
でも食べる度にほんのすこしがっかりする。おばあちゃんが作ってくれた笹だんごが一番おいしかった。おばあちゃんの笹だんごはもう食べられない。でもあれが一番おいしかった。
さて、うちのお嬢さん。父の葬儀で父の親族の一人に娘がガン無視されたのがきっかけでわたしが派手にぶっ壊れたという話しが↑の「ものがたり」エントリですが。このじーさん、今は娘によくしてくれてますよ。それがさ、笑っちゃうんだ。枝豆よ枝豆。
あんまり知られてないんだけど、新潟は枝豆が美味いっての知ってます?知らないでしょ。新潟県人はとにかく自分とこで作った枝豆を大量に自分とこで消費しちゃうのです。だから県外にはあまり出回らない。実際ね、美味いよ、新潟の枝豆。小町さまにこんんなのありました。

新潟人は枝豆を山のように食べます。

でね、娘がさ、枝豆好きなんだ。すごい好きなんだ。そこにきて、夏場はどこの家に行ってもどかんと山盛りの枝豆が出される。これを娘が、まあ気持ちいいくらいばくばくばくばく食うんだわ。そうか、この子は枝豆好きなのか美味いだろう美味いだろうと、例のじーさんちでは、まあ大量に枝豆ゆでて娘を待っててくれます。それをまた、ばくばくばくばく気持ちのいいくらいの食べっぷりで食っていくんだ、うちの娘は。食って、持たされて。帰る時にはホールケーキの箱2つ分くらいのゆでたの持たされて、またそれを家に帰って息子といっしょに食いつくす。帰る時には「また枝豆食べにおいでね」と言われてにこにこ手をふるお嬢さんです。なんつーか、長く生きるといろいろあるわね。