リツエアクベバ

satomies’s diary

50代

ネット上でなにやら書き始めた時は30代のケツにいたのに、いつの間にか50代にいる。こういうことを言うとうれしそうにババアババアとコメント入れたヤツがいたものだと懐かしく思い出し、ああアイツは死んだんだとまた思う。そんなことの繰り返しで、そしてそういうことがちょっとずつこれからも増えていくんだろうと思う。
30代は20代のしっぽを引きずって、40代は思っていたほど悪いものではなかった。50代はまだまだひよっこではあるのだけれど、今までと違ってちょっとしゃれじゃすまねーぞ感はある。じわじわと何かが忍び寄ってくる感というか。
生理痛らしい生理痛も経験せず、偏頭痛など文字上でしか知らず、冷えという言葉の実感もわかず、悪阻さえほとんど経験しなかった。それがさ、「冷え」というものがわかってきた。足首の上、膝の下、その10センチあたりのところが冷たくなるの、痛いのよ。季節問わず一年中だね。暖かい日の合間の気温が下がった時とか。へー、こんな風になるんかい、とか思う。冬用に加えて、木綿素材の春夏用のレッグウォーマーとか買うはめになった。ババくせーなあとか思っていたら、和田アキ子の極度の冷え性とかテレビでやっていて、その解決に「その場ジョギング」なるものが紹介されていた。冷えた部分に「何か着せる」より動かせということらしい。運動不足のババアが足が痛いとバタバタと足踏みを始める。そこそこ解決する。ただ「ホットフラッシュ」というものは未だによくわからない。
存在と辞書で引くと出てくる意味は知っていたが、本当には知らなかった言葉で年食ったら腹の底から理解したという言葉に「冷え」に加えて「くすみ」というものがある。若い時に比べて気がついてみたら、肌の色に生まれた「くすみ」というものがそこにいた。おお、キミかい、ようこそとは言いたくないが、ようこそ。蛍光灯の下がヤバイよね。
肌の色がどうもきれいじゃない、透明感が無い。で、コントロールカラーだの化粧下地だのコンシーラーだの、そんなものが目につき出すのだとは思う。ただくすみに対抗する最大の対処は、メイクに凝るな厚化粧をするな、ということだと思う。メイクはお顔に対してのお絵かきだと思うのだけれど、キャンパスが心もとなくなってきたとこでの「色」って、きれいにはのらない。絵を書いている人間には絵しか見えないようなとこがあるとは思うのだけれど、やっぱり派手なメイクがきれいに映えるのって、くすみの無いはりのある肌が大前提だよね。若い肌にはアイラインでもババアの肌には「目張り」になる。アレはヤバい。
結局肌勝負になってくるのがババア界隈のような気がする。ババアの肌オススメになるお高い基礎化粧品は、年齢化粧品とか言うそうだ。それに加えて最近では、新たなテクがどんどん生まれているそうだ。知人の80代で40代並の肌をしてる方がいらっしゃるが、アンチエイジング自費診療の賜物だそうだ。ははあ、現代は進んでいるのだなあと思う。
わたしはといえば、結局お高い年齢化粧品もセレブな治療にも興味がわかず無関係に過ごしている。しかしお肌ぷるぷるに関心が無いわけではなく、ネット情報で有名なニベアの青缶とは仲良しなパートナー。安価で頼れる仲間には「ロッシ モイストエイド 馬油スキンクリーム」というものもある。なになにと乗り出すオトモダチは、ググってごらん、使ってごらん。なかなかコイツは頼もしいぜ。