リツエアクベバ

satomies’s diary

おひさーーー

いや、本気でほったらかしましたね。前回更新が9月かよ、びっくり。何度か更新しようとか思ったりしたのですが、twitterちょろりとかで数ヶ月が過ぎましたな。
いや実はですね。なーんとなく排出欲的に書きたいことがあったのですが。それがあなた、実は、変態話でしてね。すっかり放置して久々に更新したかと思ったら変態話って、そりゃあんまりってとこないですか、とか思ったりして。じゃあそんな話、紙にくるんでぽいってしてしまえばいいんだけれど。やっぱりちょこっとくしゃくしゃ書いておきたくなった、という話。
小学校の時にね、タロウくん(仮名)という男の子がいたんですよ。タロウは一言で言えば、要するになんかキモいというタイプ。誰かとしゃべってたりするシーンはほとんと見ない。なんかこう、黙ってるんだけど口角だけ微妙に上がってるって感じ。男の子の中でどんな位置になってるかとかよく知らない。頭はいいらしいという噂を聞いたことがあるような気はする。でもよく知らない。女の子たちとも特に接点もなく、何か起きるわけでもない。ただ一点をのぞいては。
タロウはターゲットを決めるんですよ。いつ決めるのかどんなポイントで決めるのか、そんなことは知らない。ターゲットが決まるとタロウの攻撃は始まる。ターゲットは特定の女の子。その女の子にタロウは近づき、思いっきり足を踏むんだ。その女の子の側に近づき、思いっきり(としか思えない)足を振り上げ、思いっきり(としか思えない)女の子の足の甲に自分の足を落とし踏みつける。
ターゲットになった女の子は痛さに悲鳴を上げる。何事かとタロウを見ると、ニタニタと笑っている。最初はどう怒っていいかわからないが、一日に何度も何度もスキをつかれて繰り返されそれが毎日毎日続く。ターゲットになった女の子は激怒する。タロウに向かって怒鳴る。タロウに向かって思いっきり力を入れて、タロウの足を踏みつけて仕返しをする。タロウはそんな女の子を眺めてニタニタと笑っている。女の子は先生に言いつける。先生も周りも「タロウはあなたのことが好きなんだ」と言う。そしてそのまま放置される。女の子はタロウが近づいてくる気配に敏感になり、タロウが近づくと大声でタロウをののしる。タロウはその様を見て、楽しそうに?ニタニタと笑っている。
わたしは、タロウの最初のターゲットだった。最初は遠慮がちに、そのうちまともに怒り、ぎゃーすかと罵って怒鳴り。タロウはむにゃっと口角を上げて、にやにやとその激怒する顔をひたすら眺めてくる。好きとかなんとか言いながら、誰もやめさせてくれない。疲れきって怒る気にもならなくなった頃、タロウのターゲットは他の子に移ってた。タロウを怒鳴り、ののしる女の子を見て、それからそれを見つめるタロウを見てた。タロウ、なんかうれしそうだなあ。
タロウの好みは、気の強い、相手に対してはっきりものをいうタイプの女の子でしたね。全部で3人だったっけかなあ、ターゲットになったのは。みんなぎゃーぎゃーと怒鳴ってた。強いか弱いか、って言ったら、まあ客観的にとらえたらまちがいなく、女の子の方が「強者」になるような取り合わせ、って感じだった。だからいじめとかなんとかって話にならなかったのかもしれない。
いやー、数カ月前にね、ふと思い出してましてね、タロウのことを。わたしは私学の中学に進んだのでタロウとは小学生以後全く縁もなく、どんな大人になったかも知らないんだけど。なんかこう、立派な変態になったんじゃないかなあと。いやこの場合、変な意味で言ってるわけではなくて、大人として自分の嗜好を(ふむ、これはこういうことか)となっていってるのかなあ。そういうのが成長ってとこにつながってるのかなあ、とか思ったので。いや、なんつーか、あれ、あのなんかとてもうれしそうな顔は、彼の性的嗜好につながってるとこあるんじゃないかなあと、大人になった自分はふと思ったというか。彼は彼で大人になって、彼のあのコーフンをどんな風に自分なりに解釈してどんな変態になってるのかなあと、まるでいい友だちであったかのように思ったりした。会いたいかって言われたら、会いたくはないんだけどね。そんな話。