リツエアクベバ

satomies’s diary

ツーブロック

息子が髪を切りたいと言った。先週だったかその前だったか言ってた。えーちょっと前に切ったばっかじゃねーかとか言ってた。「オメー、カット代使いすぎじゃね?」とか流す。
そして今日また息子が言った。髪を切りたいんだと言ってきた。汗ばんだ時の前髪やトップの髪の流れがすげーイヤだと。うむ、暑苦しい時の髪の流れが確かに最近ダサい。「うひゃひゃ、今『もう中』」とか「今、アンタの前髪『アンガ田中』」とか言ってぎゃーすか笑ってるのは他でもなくわたしだから、そりゃカット代出せよと思うだろう、思春期少年。ゴメン。
「ねえねえ、今って、ツーブロックとかって流行りなんでしょ?」「で、ツーブロックってなに?」とか息子に言う。言いながら「ツーブロック」をググり、画像検索で画像を出す。「ああ、ツーブロック、最近いるね」とか息子が答えてるのにもう聞きゃしないで、「ねえねえ」と母は画像を大騒ぎで見せる。「これ、かっこいい」「ねえ、こういう風にしようよ」「これがいいよこれ」。画像検索で出したサイトは↓。

やり過ぎないソフトツーブロックショート/【メンズヘアカタログ】All about

「このトップのほどよーい流れは、アンタの髪質だときれいに出る。きつ過ぎない適度なくせっ毛がうまく生かせそうな感じだよね。これこれ、これでいこうこれこれ」。とかなんとかぎゃーすか言いつつも。「いや、モデルがイケメンだからってだけかしら…」。本人どれどれとその気になって、モデルがいいからとかなんとかでどかんと落とされる。まあカワイソ。いやしかし、ううむ…、とか言いながら、写真の顔の部分だけを指で隠してみたり…。「んんん、いや、多分だいじょぶだよ、いけるいける。じゃあ、予約取ろう予約。電話入れるよ電話」と母、すでに動き出す。めざせイケメン。
「もしもしー」と、電話に出た長い付き合いの美容師さんにカットの予約をお願いする。そして「あのね」と。「iPhoneに、したい髪型の画像入れてくから、行ったら『画像見せて』って言ってやってね。『やりすぎないソフトツーブロック』って書いてあった」とオバチャンしゃべり。おけおけ了解。
いやホントはこんなことやってたら、美容師さんに自分で「ここはこうして、こっちはこうして」って言うスキルは身につかないとは思うのだけど。ただそういうスキルって、いつまでたっても難しいっちゃ難しいよね。「親が言った」とかに逃げてGOみたいなのがやれるのも今のうちかも。
結果? ちょーイケメンよ。親の欲目5割増し? いやいや3割増し程度かな。