リツエアクベバ

satomies’s diary

今週のお題「私の七夕」

入力画面を開いたら、「今週のお題は「私の七夕」です」ってリンクがあった。そーなの七夕なの七夕なんだよおおおお、と、クリックしてはてな企画に参加してしまおうと思う。いよいよ2012年の七夕があさってに来たよおおお。今年の七夕は2月から待ち焦がれていた七夕です。こんな半年近くも必死に待ってた七夕は生涯初めてだ。それが「私の七夕」です。ははは、ホントのことをいえば5ヶ月とか半年とかっていうスパンじゃないね。もっとずっと長いことイメージしていた夢が叶うんだ。漠然としたイメージだったのがさ、雨がふろうが嵐がこようがもう予定は変わらない。すぐそこに現実として待ってるんだ。ひゃっほう。
子どもが生まれた。まあごく普通のケースならば7年も経てば「あー、いってらっしゃい」って玄関で手を振ってりゃいいんだろうけど、わたしの第一子は知的障害というヤツがからんでる。「いってらっしゃい」ではなく「さあ行こうか」。最初は学校まで、学年が進んでいって途中まで、ああ親なしでも行けるようになったなあと思えばまた次の学校だ。また1からで「最初は学校まで」。行くのはいっしょ、帰りは一人、その耳には音楽。年数の流れの中でプレイヤーは色々に変化したけれど、でもその時期その時期に聞いた音楽を聞くと、あの日のあの頃の通学路の光景がよみがえる。
いろんな音楽を聞いたなあと思う。子どもが小さい頃は子ども向けミュージックをいっしょに聞いてた。そしてそのうちにわたしは「自分の聞きたい音楽」を取り戻していった。最初は、自分が昔聞いていた音楽に再び出会う旅。そして、自分にとって新しいものに出会っていく旅。そこで出会ったのがBUMP OF CHICKENだった。
最初に聞いた時、「え?」って思ったんだよね。自分にとって新しいんじゃない、懐かしかった。これが新しいのならば、なんで自分のこの「懐かしい感じ」につきあってくれるんだろう、みたいな感じがあった。よくわからない。まあ自分のニーズにどんぴしゃだったんだろうと思う。BUMPといえば、「10代の一時期に好きになるバンド」とか「厨二病」とかいわれるらしい。わたしのこの懐かしさというのはなんなんだろう。音楽を聞きながら、歌詞をみながら読みながら聞きながら、いろんなことをイメージしてた頃。イメージを次から次へとかきたてられていた頃。ざわざわしたことにじりじりしながら、わあって耳から広がる世界に突入していた頃。そんなチケットをまた手にした感じ。これを厨二病というのならば、もしかしたら、いや多分、わたしは一生ずっと厨二病ということなのかもしれん。なんでもいいや、わたしは彼らの世界が好きだ。そしてライブDVDというものを出さない彼らという話を耳にしながら、いつか行きたい、いつか生で彼らの世界に参加したいと思ってた。
しかしまあ、彼らの活動は商業主義ペースとは一線を画したマイペース活動だ。新曲さえも、日照りの空を見つめるように、次に降ってくるのはいつでっしゃろなあとかそんな感じで「年」が過ぎる。「COSMONAUT」が出た頃には娘はもう学齢期が終わっていたし、今回のライブチケットの先行販売抽選参加券の入ったCD「グッドラック」の発売日は、娘の成人式の直後だった。もう、もう行ってもいいよね、わたしライブに行ってもいいよね。当たるかなあ。当たった。びっくりした。あわてて入金をしに行って、夢を買った。

■2012 アリーナツアー
BUMP OF CHICKEN 2012 TOUR
「GOLD GLIDER TOUR」
7/7(土) 東京 国立代々木競技場第一体育館
OPEN/START 17:00/18:00

「ケガしないでね、病気しないでね、気をつけてね」。今、これを家族に言いまくってる。そんなことが起きたならば。わたしはちょっと微笑みつつ、チケットを誰かにゆずってしまうと思う。はい、夢はおしまい、ここまで見られて楽しかったわ、って思うと思う。やっぱりわたしの夢はわたしの宝物よりは存在は小さくなる。でも夢は夢なんだ。ここまで来られたら半分だけでも実現しようと思って、3日に代々木体育館に行った。11時半に現地到着、若者といっしょに列に並び、物販でツアーグッズを買った。
ああ、どうしよう。もう木曜だ、しかももう夜だ。このままでは本当に夢が実現するらしい。心臓が口から飛び出そう。いやいや、あと数日、なんとか自分の健康も保持しなくては。うー、うー、うー。もうすぐ夢のミルキーウェイ