リツエアクベバ

satomies’s diary

成長とか男の子とかオープンキャンパスとか

現在自分のページを開くと出てくるポケモン画像。すっとこどっこい的なものばかり選んであるのではあるが、とてもかわいい。
さて。このポケモンが世に出現した頃は娘は幼児で息子は赤ちゃんだった。秋にはその娘は二十歳になり、息子は現在「高2の夏」を迎えているわけで。早いもんだ。最近はホントによく思う、「親が子どもを『育てる』というところの基本的時期はもう終わった」と。あとは「彼らが彼らの『自分を育てる』ことに対しての後方支援」だなあと思う。
最近、あまりweb上の「日記」を書かなくなった。娘はともかく、息子なんですが。高2になった。世の中じゃ、中学生あたりから親と口をきいてくれない子の話だってざらに聞く。でも、ですが。いまだ仲良しなんだよ、ウチ。ギャースカギャースカと母子二人でわんわんとよくしゃべる。えっとあのさ、と、真面目な顔をしてモノだのコトだのについてよくしゃべる。馬鹿騒ぎしてふざける友達として充分に機能してるし、非常に真面目なキャラの子がどんな風にどんなことを真剣に考え、そしてどんな風にわたしの考え等を取捨選択吸収していくか、という会話も非常に興味深い。わたし自身に発見もある。そうしたことを日記として書き留めておきたいと思うこともよくある。
しかし。高2の男の子が母親と親しくするという話は、ここに登場人物として引き合いに出されて書かれること自体が彼にとっては不名誉なことなのではないか、と思うわけです。なんだろう、自分が女系家族で育っていて家の中に男の子がいなくて、もしかしたら男の子の成長というものをステレオタイプにとらえているようなところがあるのだろうか、とも思う。なんとなく頭の隅にあるのは、ずっと前に見たお笑いのサバンナのネタの一節「あんなに大好きだったお母さんが大嫌いになった中3の夏」というヤツ。ふむふむ、男の子の成長というものは一般的にそういうものか、的な感じでとらえるというかなんというか。
しかしまあ、嫌われてはいないようだ。つか、ぼこぼこぼこぼことどつかれたりはする。立派な年齢になってくれたおかげで下ネタを会話にどんどんふることができて、湧き上がるおかしさみたいなものがあって。そういうときはぼっこんぼっこんとどつかれますね。お笑い番組が週に何本もあった時に「学習」したんでしょうツッコミ方で。ボケってのはおもしろいもんだと非常にコッチは学習してる。
先日、二人で外出した時に。最初に乗った電車の正面には「ノリだかつけまつ毛の装着」だとかで「通常の人類の顔という構造よりも目の大きさの比率を異常な状態にした」女の子が座ってた。その時点では「目だけ」だったのだけれど、その後目の前で「お面」が出来上がっていったのを目撃。「ねえ、あれは誰がカワイイと思うものなの?」「たぶん、同じような『お面』を作る仲間同士」。ふうん。
そして別の場で「アンタの右後にすごいのがいる」「知ってる、さっき見えた」。男の子ばかりが集まった会場の中に、母親と一緒のキャバ嬢ひとり、という感じ。
帰路に乗った電車では、ドア横のスペースにべったりと座り込んで電話を片手にしゃべってる小柄なお嬢さんがいらっしゃいまして。反対側のドアから電車に乗り込む乗客は、その正面ドアのイキモノを見るとすぐに見てはいけないものをよけるようにすーっとわきに避けて動いてく。その動いていく乗客に小さい子連れがいたので、そっちに「平和的空間」をゆずってわたしたちが「座りお面」の一番そばに行った。目の前にいるはずのものが全く見えていないフリをする集団の中で、その一番近くにいて、また自分たちも全く見えていないフリをする。大真面目な顔をしている息子の顔をちらっと見る。お父さんのような真面目な顔で息子がわたしに対して首を横にふる。わたしが一言「つきあっちゃえば?」と言うと、息子が恐い顔でわたしをにらむ。そのやり取りが見えてる男の人が唇かんで笑いをこらえてたのがおかしかった。
そして電車を降りて。わたしが「いやー、今日はなんかすごかったねえ」と言うと、息子がひとことで答える「どヤンまつり」。
こういう、爆笑に向かうあうんの呼吸がたまらんのだけれど。でも、高2の男の子とかーちゃんがあうんの呼吸でどうのとかって話も、不名誉なことなんだろうなあとか思うんだよね。かーちゃんとしてはおもしろくてたまらんのだけれどね。
ちなみにこの時の「お出かけ」はオープンキャンパス、「どヤンまつり」のこの日は夏休みに入って二校目の訪問の時。ヤンキーがスキップして入れるような大学ではないので「どヤンまつり」の約一名参加はホントにビックリだった。
さてこのオープンキャンパス。学年が上のママたちに「親子で行くもの」と聞いたので、そういうものかとわたしは思ってたとこがある。息子も高校受験の時の学校説明会のような感覚でとらえてたらしい、特に聞いてないけど。いや、予定入れる時から双方でなんか、一緒に行く予定になってたとこがある。いや、でも実際はどうなのか? 親と男の子が出かけるのはどのくらいの比率でどのくらいにおかしいのか?とか知りたくて調べたりはした。

大学進学者のオープンキャンパス参加率94.0%…リクルート調べ/
オープンキャンパスに「親と参加したことがある」のは44.9%で、前回調査と比べ6.6ポイント増加。一方、「友だちと参加したことがある」は73.7%で3.5ポイント減少している。女子は57.2%が「親と参加したことがある」と回答、男子は27.8%だった。特に理系女子は「親と参加したことがある」が多く、62.1%となっている。

27.8%、100人のうち30人近くってとこだからまあいっか。ちなみに親と同伴率は難易度高い大学の方が目立つ感じがする。両親と子、父と娘、父と息子、母と娘、母と息子、どの取り合わせもいる。妹だの弟だのという下の子を連れて家族連れで来てる人もいた。ただ「親だけ」は見ない。別行動を取りたがる子の親は来にくい来られないというところか、保護者向けのガイダンスもあるんだけどね。夏休み中にあと一校行く予定。