リツエアクベバ

satomies’s diary

ここのところの日々

12月になった。子ども2人の新しい場所での生活が始まった今年、2人とも本当に行きたいとこに行けたというか、行ったところでのそれぞれがそれぞれなりにイキイキというかで、かーちゃんはヒジョーにゆったりと暮らしていると思う。
ただ。夏から秋になっていくときに、心がぞわぞわっとざわざわっとするような感覚を何度か味わった。「去年の今頃」を思い出してしまうぞわぞわ感。
10月頃だったか、平日の日中遊びに行っていて。帰ってきた時に駅で娘の学校の一個下の子のかーちゃんに会った。「どう?」と聞く。「どう?」というのはいわゆる「実習、どう?」と言うこと。特別支援学校の高等部の最終学年の実習と、その状況のこと。知的障害児の卒業後の進路決定。どうしよう、どう決めよう、どう決まっていくんだろうかの渦の中の暮らし。
過呼吸パニック障害、発作的動悸…。出てくる単語に思わず息をのむ。そうか…。わたしもしんどかったよ、キツかったよ。どう、何をどうしていいかわからんし、実習の予定を組んで実習こなしていくことしかできないんだけど。でも、なんか立ったり座ったり、どうしていいかわからん時間は山ほどあったよ。
あなたでも、ちぃちゃんでも、つらかったんだ…、と言われて、「そうだよ」と強く返す。わたしもちぃも、そんなたいしたもんでもない。でもね、つらかったよ、つらかった。学校ってのが終わってどこにどう送り出していくかわからん、決めていかなきゃならん。みんなしんどい、みんなツライ、それ当たり前だと思ってていいんだよ。それでね、やっぱりなんつーか、決まっていくとこに決まってくんだと思う。去年の高三も全員の進路はなかなか決まらなかったけど、でも終わってみたら、みんな(ああ、決まっていくとこに決まっていくんだなあ)ってことになってるよ。まあそんなことしか言えやしない。
息子の方も、秋になって、(ああもうすぐこんな時期だ、もうすぐあんな時期だ)と、心の中がぞわぞわっとする。高校入試関連のブログなど見て、ああこんな時期だとぞわぞわっとする。
そうやって、ざわざわぞわぞわっとするが、実際の生活はとても平和。ざわざわすることもなくぞわぞわすることもなく。ここんところ、絵本を抱えて見てる、読んでる。これについてはまた、ちょこちょこ記載していこうと思っているところ。
あと。ここのところ週に二枚はDVDを観てる。週に一度の半額レンタルの日に引っかかってるところ。たいがい、二枚のうちの一枚の余韻をその週ずーっと引きずってる。ブクログにこつこつと「観たDVD」が増えていく。
封切りの日に観たかったけれど都合がつかなかった「私の中のあなた」をやっと観る。これはホームドラマであって、savior siblingの映画ではない、と思った。原作を読まなきゃ話にならないと思って書籍を注文。読んだ後に何か書くかも、問題難しすぎて書かないかも。
*savior sibling:既に生まれている「病気の子ども」のドナーになることを期待されて生まれてくるきょうだい児。単に「期待される」のではなく、受精卵の段階でドナーとして適合するかどうか診断を受け、合格した受精卵として生まれてきた「特別な子ども」のこと。