リツエアクベバ

satomies’s diary

カラスとか熱中症とか

金曜日、夜7時半に息子からメール「部活後に具合が悪くなった。最寄り駅まで車で迎えに来て欲しい」。なになに?と即返信「電話くれ。声の状態で駅まで行くか学校まで行くか、判断する」。電話は来ず、こちらからの電話がつながらない。しばらくして電話、メールは電車に乗る時に入れたと、もう最寄り駅に着いたとのこと。「今から行くから待ってなさい」。
車が着いたら倒れ込む。横になった息子を乗せて帰宅。帰宅後すぐに居間でダウン。しばらく寝かせておく。娘が心配そうにそばで座る。「ちぃちゃん、しーよ、しー。ちょっとね、病気」と娘に息子の状態を告げる。
しばらくして目を開けた。「飯、どうする?」「食欲無い。それよりアクエリアス欲しい」。よしよし待ってろと持ってくる。ごくごく飲むのを見ながら体温計を渡して、「熱、計ってくれない?」。体温計がピピッピピッと鳴った途端に息子が「おお」とかなんとか声を上げる。体温計は38度ちょうど。うわあ。
「喉痛くない、咳とかくしゃみとか無い。いきなりだ」と息子驚く。「とにかくだるい」。うううむむむむ。コイツがこんな感じで「いきなり高熱」ってなるのはいつもアレだアレ。でも季節違うぜ? まさか、ねえ。ネットで検索。流行はほぼゼロ状態。でも、先週の段階で神奈川県内には20名の発症者は存在しているらしい。つまりね、インフルエンザ。
とにかく。ちょっとだるいだのなんだの、ちょこっと微熱だのなんだのっての軽い程度だったら、まあアンタくらいにもう育ってたら即受診ではなく様子見ましょ、ってなとこになるけれど。これはなんぼなんでも変だから、明日は医者行き決定。帰宅していた夫に頼む、「明日、いつものあの医者んとこに連れていって欲しい」。わたしは明日は午前中に高校にて学年懇談会に出席予定。
「明日の部活は休むって、部長にメール入れときな。明日の状態であさってが決まると思うから、『あさっての件は明日またメールします』って入れときな」。あさっての日曜は近隣の私立高を招いての練習試合。中学の時の部活仲間との再会もあるし、休むとダブルスのペアの子も困る。結論は今日出さなくてもよかろという感じ。
体はクソ熱いけど、目覚めたら元気は元気。どてっと息子の近くに転がったわたしに「ねえねえ」と息子、そのままぐだぐだとおしゃべり。今日学校でさ、友達がさ、どーのこーの。うきゃきゃ。いやなんでも、同級生と校内歩いてたら部活の女子の先輩に出くわしたそうで。その後、同級生がその女子の先輩をかわいいかわいいと言ったそうだ。「確かに見かけはかわいいんだけどさ、でも性格がさー」。性格が悪いってことじゃない、いわゆる女子高生のノリノリってことなんだそうだけど、息子の好みではきゃーきゃーノリってのでは、気持ちが動かんってことなんだそうだ。ふうん確かにこの子の盛大な初恋の相手は、ちょっとミステリアスな感じの子で口数は少なかった。
そこからいわゆる女子高生の話になる。「ねえねえちょっと待ってちょっと待って。わたしはイマドキの女子高生ってのは全然わからんのだけれど、あの柳原加奈子の『ウケルー』ってフレーズは実在するフレーズなのか?」「実在するよ、するする。なんかしょっちゅう聞いてるよ」。へー。ウケるー。
そんなことをぐだぐだとしゃべってて。あ、そうだそだそだ。わたし、今日、カラスに襲われた。「え?なにそれ?」。なにそれもなにもあったもんじゃないよ。いきなり後ろからどかんって。突然誰かから殴られたくらいの衝撃だったよ。ほら、あそこのあの公園とこの入り口んとこで、そこの道を歩いてたらいきなりどかんって。しゃがみこむくらい痛かったんだから。何が起きたんだろうって思いながら、羽の音を聞いたと思って顔を上げたら、ちょっと上の塀のとこにカラスがいるんだよ。カラスって人の顔、覚えるって言うじゃない? 人の顔覚えて仕返しするって言うじゃない? でもさ、って思ったら、思わず立ち上がってカラスに抗議してた。「ちょっと! 人違いじゃないの?! わたし何にもしてないわよ!」。そうしたらカラスがまた、ばっと飛んで。もう、きゃーって座り込んでしまったんだけど、カラスはすぐそばをばたばたって通り抜けて飛び立っていったんだよ。すっごい怖かったし、アホな抗議したことも後悔した。「何にもしてないわよ!」ってカラスの顔見てまともに怒鳴っちゃったから、今度はホントに顔を覚えられちゃったと思う。仕返しされるかなあ、怖いなあ。夫が笑いながら「多分、巣が近くにあったんじゃないか?」。え?そうなの? しかし痛かったよ、ホント。びっくりだよ。
翌朝、「熱、無いよ」。ふうん。ほいじゃヨロシクね、行ってくるわ。高校でもろもろ説明を聞いたり、学級の保護者との懇談があったり。高校入ってすぐにとても仲良くなったらしい男の子のママがたまたま隣だった。「ああ、ウチでもすぐに仲良くなったって聞いてる」と。様子を聞くと、双方穏やかな感じの男の子ってことの様子。かーちゃんとメアド交換のために携帯取り出すと、あら、息子からメール来てた。「医者に『軽い熱中症だろう』って言われた。もう回復してるから心配いらないって」。おおお、そういうことだったのか。
帰宅、部活休んでオヒマな息子は、wiiリモコン振り回してマリオギャラクシーまくってた。熱くならないようにか、自分の目の前で扇風機をぶんぶんと回しながら。
ああ、そだそだと思い出してネットで検索。カラスカラス、と。

カラスに襲われる!傾向と対策

…。やっぱり「巣の存在」ですか…。「人違いじゃないの?!」って、ホント、とんだアホウなオバハンですな。
さて日曜。元気に部活に出発。「繰り返すと怖いから、とにかく水分補給をマメにね。それと顧問には報告を入れときなさい」と言って、いってらっしゃい。