お手元用メガネ(正しくは老眼鏡)を作ったのはいつだったけか、と、過去ログを掘り出す。2007年の2月なのでちょうど3年くらい経過しているのかというところ。お手元用メガネは手にしたけれど、新聞は裸眼でOK。一時間以上の読書や文庫本を読む時にちょうどいいという感じ。
自分の人生の中で長いこと「1.5とか1.2とか」って視力があったのものだから、見えない世界というものが実際のとこ、よくわからない。気づいてみたら視力検査で「あれれ?」という状態になってた。近くのものとか遠くのものとか、なんだか見える世界が微妙に変わってきた。3年前に目医者に行って聞いたとこでは、その原因がどうやら老眼により乱視が出てきたからという話。ただ「まだまだ眼鏡に頼るほどではないよ」と言われたのだけれど「ピントを合わせた世界」が欲しくてメガネを作った「お手元用」。乱視の矯正と弱めの老眼を入れたという説明だったと思う。
ってなことで、一応解決したつもりになっていたら。去年くらいから、夜の運転の信号が以前よりもだぶって見えるようになってきた。ヤバくないか? 遠くにいる人の表情が以前ほど見えなくなってきた。ヤバくないか? ということで今度は「遠くを見るときの眼鏡による視界の視力を矯正した世界」に興味が出てきた。
ただ、眼鏡ってのは「ちょっと買います」ってのには価格が高い。と思っていたら、こんな文章を見つけてふむふむ。
5千円なら「ちょっと作って見られる」じゃないかと、店舗調べて横浜のZoffに行ってきました。
感じのいいオニイチャンが優しい接客をしてくれたよ。「現在の『お手元用』の使用状態」とか「遠くの視界が不安定になってきた」とか、自分でも整理できてない自分のオメメ情報について、機械で視力測定しながらいろいろ相談に乗ってくれたよ。「では今回は遠くの視界の視力矯正で作らせてください」と即決、5250円。45分後には受け取りという早さ。商品渡しのオネエチャンもものすごく感じ良かった。
新しいメガネの出来にはとても満足。通常の生活は裸眼で充分だけれど、自分が必要な時に視力を矯正する道具は欲しい。こういう「折り畳み傘」のようなニーズにこの低価格はとてもお手軽でよいなと思う。
ただし、お手軽だのなんだのとは言ってられないことが今回判明。今回の視力測定では近視が出てるということで、その矯正をしたのだけれど。4月に行う予定の免許更新時に「ギリギリの視力」とのこと。裸眼で通るかもしれないけれど、今回のメガネを持っていった方が安全とのお話。また、運転に使う場合はメガネを使った視力矯正の視界に慣れておいてくださいとのこと。3年前の視力測定でも免許の更新には「ギリギリボーダー」とは言われていたなあと思い出す。しかしいつまでも若い頃と同じように見えるつもりでいるというのも怖いもんだと思う。この自覚をきっちりもらえたのも、お手軽価格の利点かもとも思う。
近視というものとはずっと縁が無かったものだから、「へ?近視? 乱視じゃなくて?」と聞くと、「乱視もありますが、近視も出てますよ」と、再度視力測定機を使って教えてくれた。「目を細めてピント調節してることって無かったですか?」と。ある、あるある、ちょっと前から出てきてた。乱視って言われてたから乱視だからかと思ってた。とかなんとかと、視力に関していろいろ説明してもらった。
なんだかものすごくいろいろ考えて作った一つ目の「お手元用」は赤いメタルフレーム。気軽に作りに行って結局ふむふむふむふむ状態だった今回は、緑のグラデーションのプラスチック。フレームを見てるのもおもしろかったZoff。また作るかも。