リツエアクベバ

satomies’s diary

すっげー、くだんねー話(なのか?)

息子の高校入学準備をしつつ。おい 、と。靴、どーすんだ靴、と。
第二志望の併願私学は靴はハルタのローファーが指定だった。息子の足はでかくてしかも甲高幅広、とても靴を選ぶ。学校説明会に行ったときにこの私学はハルタのローファーが指定だと知って、履いても痛くない靴があるのかどうかヤバいと思う。「指定靴が足に合わない場合、自分の足に合う靴を選んでもいいのでしょうか?」と、そこの学校の先生に聞いたところ、ハルタのローファーは30センチまであるからだいじょうぶでしょう?という返答。ほう、それならだいじょうぶだろうとは思ってたのだけれど。
息子にとって、この「靴」も重要だった。県立に行けば靴の指定は無いじゃん、と。いやー、わたしもそう思ってた。おし、第一志望受かったぞ、これで靴の心配は無いぞ、と。しかし…。
「ねえねえ、入学手続きに行ったときにすれ違った在校生はみんなローファー履いてたよ」。えーーー、という息子に対して、父親が言う「革靴はあった方がいい。入学式に履くためくらいに考えて、革の靴は買っておけ」。そうかなあ…、と、ちょっと憮然とした表情の坊や。
で、靴屋に行く。最初に行ったのがABCマート。積み上げてあるローファーには坊やに合うサイズが見当たらない。で、「すみませーん」と店員に声をかける。「この子、高校に行くのでローファーが欲しいんですけど、28.5センチありませんか? 28センチでもいいんですけれど」。
「このメーカーは28センチまでしかありません」。「ではハルタは無いですか? ハルタは30センチまであるって聞いたんですけど」と聞くと、ハルタの28センチも在庫が無くて、「ウチに置いてるローファーではこれが一番大きい」と出してもらった靴を履いてみる。
「この靴、痛い…」。だめじゃん…。「あのう、もうちょっと大きい靴は無いですか? 幅広甲高なんですが…」と聞くと、「通勤靴でもいいですか?」と。もうなんでもいいから出してくれよ、と。
オッサン靴が出てきたが、コレもダメ。息子は困った顔をして「痛い…」と首を振る。「これでダメならウチにはありません」と言って店員さんは行ってしまいました。痛いという靴に再度足を突っ込む息子に「いいよいいよ、流通センターの足が大きい人コーナーに行ってみようよ」。
それで日を替えて、息子とわたしと娘と3人で靴流通センターに行きまして。「足の大きい人コーナーに行こう、行こう」と言いながら行ったら、そのコーナーでかがみこんで靴を試着している人が顔を上げてわたしたちを見上げてまともに目が合った。人がいない店内で思いっきり目が合ってしまったもんだから、反射的に3人同時に挨拶をしてしまった「こんにちは」。でっかい体の外人さんでした、わはは。オイラはここには来るが、そこの坊やもここに来なきゃならんのかい?と、ちょっと目が笑ってて親近感を持ってしまった。
足の大きい人コーナーがあるだけあって、そこでは店員さんが丁寧に接客してくださって、なんとかと言う28.5センチやら29センチやらがあるメーカーの靴を出してくれた。ソレ履いてみて、「痛い…」と首を振る息子にもうどうしようかと思ったら。「ハルタは28センチまでしか置いてないんですけど、ハルタの方が履きやすいかもしれない」と出してくれる。そのハルタの28センチで息子の顔が明るくなる。「これ、だいじょうぶ、キツくない、痛くない」。ああ良かったと安堵で購入。店員さんの言うには、ハルタも28センチまでしか在庫は無くて、それ以上の場合は特注の注文になるとのこと。28センチでなんとかなって、ほっとしてくれた感じ。
で、この靴に関しては解決していたと思ってたのだけれど。説明会が終わってから「校則で靴は決まってないのに、ローファーで学校に行かなきゃいけないのかな」と、すごくイヤそうに言う。うむ、スニーカーはサイズあるし、ヒモで調節もできるしなあ。ちなみにスニーカーは28か28.5。バドミントンのシューズは29。
「でもさ、あそこの高校、すれ違った子はみんなローファーだったよ。アンタ、それどう思うかってわたしは思うんだけどさ」と答えると、「みんな親に言われて仕方なくそうしてるんだろ」と。…、いや、そうじゃないと思うけど…。普通、ローファーの方がかっこいいとか、そういうことなんじゃないかと思うけど…。
「ほいじゃ、友達に聞いてきな、どっちで行くのかって。電車通学の子はローファー、自転車通学の子はスニーカーって言うような気もするけどね」、って言ったら聞いてきた。ローファーもいるが、迷っている子もいるとのこと。ふうん。ま、とにかく入学式はローファー履いていけば? 後は好きにしていいよ。
かーちゃんもでかい足では苦労したが、それでもまだなんとかあったぜ店に。オメーはもっと苦労するのだなあと。かーちゃんから「足でかい」をもらって、とーちゃんから「幅広甲高」をもらっちゃったもんなあと、申し訳ない気がするなあと。責任感じでアレコレ検索すると、アシックスがローファーを出したという数年前の報道記事を発見。

アシックス、足にかかる負担を抑える中学生・高校生向けの通学用ローファー2種類を来春から展開

ほいほい、アシックスで探せばいいのね、サイズはあるんかしら?と調べると。元々サイズはあったらしい。ただし。学校に直接販売する品物で個人購入はオンライン販売のみ。そしてオンライン販売でも、27.5センチ以上の在庫はありませんでしたとさ。なんか、多分、入学式以降はスニーカーで通学するんだろうな。
このデカい足、「背が伸びるのよ」って周囲ではよく言われるんだけど。中学時代にすでに20センチ伸びてるんで、高校でもまだ伸びるんでしょうか。制服は185センチ可能対応で洋服屋さんは動いてたけどどうなるんだろう。ちなみに体操着は180センチ対応で済ませてしまいました。ただいま175センチ、父親は176センチ、そして昭和元年生まれの祖父が180センチ越えをしております。この子の身長はおじいちゃんを越えるんでしょうかね。かーちゃんは「そこで背が止まって足がでかいだけの方がおもしろい」とか笑ってますけど。いや、転ばなくていいじゃんその足だったらさ、とかなんとかね。まあこれ以上足で苦労すんのもかわいそうだから、いい加減足はそこで止まってよかったねって感じだあなあ。この子のとーちゃんの足は26.5センチ。息子の靴の前ではみんなみんな小さい小さい靴に見えるぞ?ウチの玄関。かーちゃんは時々息子の靴を履いて「マクドナルドのドナルドごっこ」をして、思いっきりどつかれます。