リツエアクベバ

satomies’s diary

受験生のいる家庭

息子の高校受験までの日が刻一刻と迫ってくる。まあ怖い、ぎゃおぎゃお。
いろんな「へえ」がある。すごく「へえ」だったのは合格発表のやり方。番号がどどどと掲示された中に「あった」とか「なかった」とかの悲喜こもごもの風景ってことになるのではなく「受検した学校において、封筒に合否結果を入れて、一人ひとりに手渡します」っていう形になるんだそうだ。
この封筒、開いてみなきゃわからんってことか、と思っていたのだけれど。封筒を見ただけでわかるんだそうだ。つまり、不合格の通知が入っている封筒は薄い。「残念ながらうんぬんで不合格ざます」ってのが書いてある紙が一枚だけ入ってるんだそうだ。そして合格の場合は、制服がどーたらとか説明会がどーたらとかの書類がどっさり入っていて厚いんだそうだ。ひょえ〜〜。
合格発表の日に携帯持っていけよ、と。不合格の場合、連絡するのに公衆電話がどこかとか、そりゃたまらんだろ。公衆電話探して「落ちてた…」とかつらいだろ。落ちた場合はメール入れろ、一行でいいぞ、と。
落ちた場合はこのメールの文面を「菊」とかにするか、とか言ってたんだけど。まあほらコレは、合格が「サクラ」ならそうじゃなかったら菊だ菊、っていう、菊にとってははた迷惑な話なんだけれど。この封筒の話を聞いたらば、メールの文面は「薄い」で決まりだな、とかなんとか。
受験生のいる家庭で「落ちる」とか「すべる」とかって言葉が禁句とか、まあそういうことはよく聞くが。そんなこんなでウチは今、「薄い」ってのも、そういう言葉の一群の中に入ってきてる。
「薄い!」「ぎゃおー」「ぺらんぺらん」「ひょえー」とか、まあそんな大騒ぎを繰り返しながら(どこが禁句だ?)、「試験にうカール」だの「TOPPA」だの「めざせ合格!コアラのマーチ」だの「開運ばかうけ稲荷」だののお菓子を食う毎日。
スーパーに行けば、あちこちで節分の豆が売り出されてる。二度のチャンスがある熱烈志望校の最初の合格発表は節分より前。「福はウチ」「福はウチ」とにっこにこでなごやかに豆と戯れることになるのか、二度目のチャンスに向かって鬼の形相で「鬼は外!!!」「鬼は外!!!」「鬼は外だってば外!!!」となるのか。はあ、たまらんね。