リツエアクベバ

satomies’s diary

まだトモコレ

昨夜、変な夢を見た。なんか若い人間を引き連れて遠足のようにもそもそと移動している。その中にいるカップルの母親が現れる。男女交際をそそのかす人間として、わたしはなんだか怒られる。「すみません、ちゃんと親御さんに認めていただけるようなおつきあいをさせますから」とかなんとか平身低頭で謝罪する。その母親がなんだか他のオトナとかと話し合ってるさなかに、当のカップルがわたしにデート場所等の話を振ってくる。ああ、わたしはデートにはこれこれこういう場所に行ったとかなんとか、話を返す。そんな夢。
まあ要は、集団になってくっついた離れたケンカしたのなんのかんのという、そんなゲームで遊んでいるから見た夢なんだろう。あと、ウチの子どもたちが大きくなってからよく聞くようになった母親バナシも影響していると思う。
以前、娘が中三の頃、娘と仲が良かった子が彼氏を紹介してくれた。先方も笑顔で挨拶なんぞしてくれて、二人が仲がよさげな風はかわいらしかった。この彼氏も道で出くわすとよく挨拶をしてくれた。で、なんとなく、近所のかーちゃんに「○○ちゃんが彼氏を紹介してくれたんだー」と言うと、相手の顔色がさっと変わった。
「彼氏? 中三で? 何考えてんのかしら、受験なのに」
中学を卒業して高校生になって。なんとなく記憶に残っている話ってのがいくつかあって。「とにかく二人きりの時間を持たせたくない」とか「なんだか彼女ができたみたいで浮かれてるから、『まだ若いんだから、特定の子を決めずにいろんな人とつきあいなさい』と言った」とかなんとか。とにかく関係の発展を阻止したいということらしい。(いや、そんなのムリだろ?)とか思いながらも、相づち以上の返答はせず。そんな話を聞きながら、(自分ちの上の子が、親の目を盗んでなんだかんだってことが土台ムリって状態だから、わたしが鈍感になっているんだろうか。親の視点というより、自分が若かった頃視点でしかモノが見えてないってことなんだろうか)、とか思ったりした。どうなんだろ、坊やに彼女ができたりしたら、また感覚が変わるのかもしれない。あと、子どもの彼氏彼女の関係が親の理解了解モードになっている場合は、わざわざそうやって他者に愚痴をこぼしたりしないので伝わってこないってのもあるのかも、とも思う。
トモダチコレクションの、人工の狭い狭い世界の中で、娘miiは結婚した。「結婚します」と報告してきて、結婚する二人が見せてくれる映像の、娘miiのウェディングドレス姿にちょびっと感動した。しあわせそうな娘miiの姿がうれしかった。
しかしね。その後の二人はうまくいっとらん。関係の状態を示す記述が「満足」から「ちょっと不満」に移っていった。ここでかーちゃんの身勝手な感情がむくむくとわき上がっていくのを自分で感じる。娘miiが「ちょっと不満」とか関係の状態を示してくるのにはそうかそうかとか思うんだけど、相手miiが「ちょっと不満」とか出してくるのが気にくわない。ウチの娘に「ちょっと不満」とか出しておいて、別のオンナの部屋で笑顔なんて作っているとチョー気にくわない。実に身勝手なもので、娘miiが他の男miiの部屋で笑顔なんて出していてもちっとも気にならない。相手miiが別のオンナの部屋で笑顔なんて作っているとチョー気にくわないんだ、マジこれが。ふざけやがって、という感じがしてくる。コイツmiiの顔を見ると、最近はムカムカしてくる。結局、二人とも関係のモードに「不満」を表示。離婚するのかしらね、この二人。離婚すると落ち込みモードが表示されるらしく、娘miiが落ち込みモードを表示させるのかと思うとドキドキする。
たかがゲーム、しかし自分がこういう感情をもつんだな、という意味ではなんとも興味深い。経験できないだろうことの一部をちょっと垣間見るってとこで、自分の感情自体を垣間見られるってことでもあるんだな、ってのを思った。
親の勝手な感情だけれど。娘miiと息子miiがいっしょになんだか遊んでいたり会話していたりというシーンに、自分は一番なごむ。一度ケンカ状態に持ち込まれ、「親友から友達になりました」と関係のワンランクダウンが表示されたときには実に勝手なことにがっかりした。でも、まもなく親友状態は復活し、やっぱり「勝手なかーちゃん」が心なごむシーンは継続している。
ちなみにわたしmiiと息子miiの恋人関係は破綻。フラれた息子miiの落ち込み表示は実に気の毒なものだったけれど、実物息子はこの破綻に大喜び。この落差がやたらめったらおかしくて、息子miiの落ち込みはけっこう放置されたという展開で、ひどいイジメにあっている息子mii。ちょっとばっかり気の毒になったので、実物息子の好みに合うような女性miiを三体追加してやった。この三人の女性miiを、娘miiに「不満」とか言ってやがるアイツがもっていったならば。オマエなんてオマエなんて、存在の情報を抹殺してやるぞー、とか、大人げないプレイヤー。