娘、実習二日目、無事終了。
今月二個目の実習。面接の時に職員の方がにこりともしないのが気になって、初日は迎えに行って娘の顔を見るまでほとんどモノが食えなかった。前の晩も何度も起きてしまってよく眠れなかった。きゃあ、やせちゃうかしらと思ったけれど、二日目からは普通にモノが食える。要はわたし自身の不安や緊張が消えていっている状態ということ。送迎のときににこやかに迎えてにこやかに送り出してくださる職員の方の表情にすっかり不安は消えた。初日、二日目とベタで入ってくださった担任の先生が上手にフォローしてくださって、明日からは単独参加の予定。
実習先のことをいろいろ思うときに。ふとね、天竺堂さんのこととか言ってたこととか、ngmkzさんのこととか言ってたこととか、appuappuさんのこととか言ってたこととか、思うわけですよ。保護者側ではなく受け入れ側のお話ね。で、バランスが取れるような感じ。もらってるものは大きいな、とか思う。
今日は息子といっしょに迎えに行った。研究授業とかなんとかで部活が休みだったということで、早く帰ってきた。「ちぃちゃん迎えに行くけど行くかい?」言ったら「行く」と言うのでいっしょに。今日の実習の様子、ここの実習先の作業にて娘に何ができて何が難しいか、それをどんなフォローで参加させていっているか、担任の先生が丁寧に説明してくださる。それをいっしょに聞く。
娘には難しい作業があること、こういう工夫をして本人にわかるようにして。そうするとこれがわかる、これができる、ってのを担任の先生はちょっと誇らしげに話してくださる。確実に難しいことに関しては、少し神妙な表情で。
うん、そうね。娘には難しい作業ってのがこういう場所にあるんだよね。それが娘の作業能力の限界ってとこなんだな、とも思う。学校では能力に合わせて用意する作業学習があって、実際の現場では運営に合わせて用意する作業があって。後者はもちろん利用者さんに合わせての用意ではあるけれど、その利用者さんの能力というものの中でも実際に娘には難しいことは多い、と。娘がやりたがっても、それは「商品」であるがゆえに補助的作業に回るべき場面があり、娘はそういう経験を積んでいるということでもある。はいはいやりたいのね的甘やかしを受けない「実習生」としての立場を、社会として経験しているということでもある。
帰り道にそんなことを息子に話すと、なんだか大真面目に聞く。息子の中学の障害児学級の生徒たちの「能力」と、娘の特別支援学校の生徒たちの「能力」と。そのはっきりとした差が中三になった息子には確実にわかっている様子。この子も大きくなったんだな、と思う。
まだ二日が終わったところだけれど。学校に戻りたがることも全く無いけれど。でもね、今現在のところで「○○と××とどっちがいい?」って娘に聞くと、迷いも無くきっぱりと前回の実習先の方を選択する。二日目にして泣くほど厳しい指導を受けたとこなんだけどね、この前んとこ。きっぱりとそっちを選ぶ娘に、まあそんなこったろうとも思ってはいたけれど、とも思う。「やり遂げた」とこだからかな。今回の実習が終わったらこの選択の様子もまた変わるのかな。後期にもう二カ所の実習があるのだけれど、この分だと全部終わった時点で本人の自己決定の判断は出来そうだな、とも思う。
一個目の実習のときは。実習期間中、なんだか落ち着かなくてむやみに買い物をしてしまった、スカートやらサンダルやら。もう少しでバッグも買うとこだった。今回はブックオフの近くを通るので、すでに中古DVDを二枚購入。未視聴。
今回の実習先では、弁当を持たせてる。この弁当作りがなんかヒジョーに熱が入る。してやれるのはこんなことくらい、って思うからかもしれない。毎朝弁当を持っていく息子が、「急におかずがよくなった」とちょっと焼き餅。