リツエアクベバ

satomies’s diary

気がつけば、4月も後半

娘は高三、息子は中三になった。新年度の学校行事のスケジュールで最も気にかかっていたことは、卒業式の日にちのこと。なんとか一日ずれてくれてほっとする。娘の中学部卒業式と息子の小学校卒業式は日にちがずれてくれて助かったけれど、娘の高等部入学式と息子の中学の入学式はドンぴしゃで重なってしまったこと。夫婦で別れて出席したけれど、出られなかった方の残念さは今でも残る。
学校関連は娘の方にばかり関わっていたここ数年だったけれど。今年度は息子の方にもちょびっと関わることになった。同じ中学の中で別の小学校から来た生徒の保護者を全然知らない状態だったから、その点では中三で首を突っ込んで、なんとか間に合った感をもつ部分もあった。
しかしなあ、というかなんというか。そこで思うのは、やたらに人間の数が多い感。単純に言って特別支援学校ということで娘の方が少ないのだけれど、もう感覚がおかしくなってしまっていて、息子の中学の方に「やたらと人数が多い感」を持ってしまう。普通の学校って人がいっぱいいるのね。まあこのあたりじゃ息子の学年は元々子どもの数が多いこともあるんだけれど。
こっちの学校行って人と話して、今度はこっちの学校行って人と話して。4月入ったらなんか「人いっぱい」感に自分がちょっと飽和状態。
ちょっと(へえ)って思ったこと。自分が知らないと思っていた人で、娘のことを知っている人がいたこと。「バンドやってるの見てすごいと思った」。いや、地域のイベントで娘がドラムをたたいていたのを見たことがあるのだそうだ。アレは知的障害者の余暇支援活動なんだよとか説明する。
息子の今年のクラスは、幼稚園のときにいっしょだった子どもが何人もいて。先日の授業参観のときは保護者の同窓会みたいな顔ぶれになった。6クラスにも散らばってしまえばこの二年くらい顔を見なかった子どももいる。「あらあんな大きくなったんだ」とか「あんな声になったんだー」とか、親戚が集まったみたいだ。
そんな顔ぶれの中の一人が廊下で「あのね」と言ってくる。「ウチの子が中学入ってからさ、保育園に保育士でパートに行ってるのよ」「あのね、ダウン症の子が3人いるの」。
わあ、そうなんだー。なになに?どこの保育園? ああそこならそこに行ってる子、知ってる子だと思うわ、どんな感じ?
「ほんわかしてさ、みんなにかわいがられてるよ」。そうか、よかった。ダウン症の子の保育経験があるところは、安心して選べるとこになるんだよね、よろしくね、とかなんとか。
あっちとこっち。場所も離れてるし、この子たちが大きくなって、あっちとこっち感はあったけれど。つながってるとこはあるんだなあとか、改めて思った。