リツエアクベバ

satomies’s diary

単独ライブ

ダウン症児の小さい子のママたち/2008年10月21日更新分

開始時刻の30分前に会場に行った。乳児期、幼児期、小学生のママたちが待ってた。
保育ボランティアの人が10人ぐらいすでに保育を始めていらしていてびっくりした。保育をお願いする幼児の数が多いんだと改めて思った。「おはようございます、よろしくお願いします」と挨拶した。
いつも遊んでくれる小学生の子のママたちが、講師扱いして遊んでくれなかった。
ビデオのセッティングで、カメラテストでアップ位置を固定させようとするから「恥ずかしいからやめろ」と抵抗した。笑ってとりあってくれないから言い方を変えて「アップで撮るとわたしだけが映って、人が集まってないみたいだからかっこわるくてヤだ」と言ってみた。さらに爆笑されて取り合ってもらえなかった。5人くらいの後ろ姿が映るくらいの引き気味でカンベンしてもらおうとお願いしたら、まあそのくらいでカンベンしてやろうということになった。
「コーヒー買ってきてい〜い?」と聞いたら、「こちらでお茶をご用意してありますが、コーヒーの方が良かったでしょうか?」と困った顔をされてしまったので、困った。
用意されていたお茶はペットボトルのお茶だったけど、なんとかかんとかのアウトドアグッズのなんとかのブランドのこれはすげーぜとかなんとかっていう金属のコップが用意されてた。中に氷が入ってて、なんか保冷とかなんとかの構造で氷はなかなか溶けなくて、確かにすげーと思った。コップに水滴もつかず、それもすげーんだそうで、確かにこのなんとかかんとかのコップはすごかった。
ビデオで満足するのかと思ったら、録音の準備まで始まった。
係の人間がなんだかんだ始めの挨拶をして、あいしゃべってくださいと促された。
さてレジュメに沿っていきますよ、って予定だったんだけど。「おい久々に来てみたら、前にやれって言ったことやってねーじゃねーかよ。ちゃんとやろうよ」と、ついついババアの説教。
「保育ボラの方たちをお願いする場合は、そこの扉開けて入ってきたら、そこでちゃんと保育ボラの方たちに『今日はよろしくお願いします』と挨拶をしましょう、みんな一人一人がだよ。自分たちのグループがお世話になるんだという意識をちゃんと一人一人が持たなきゃダメだよ、自分の子どもをお願いするしないに関わらずだよ」。ホントこういうのって大事だと思うんだもの。
でもって、はいはいレジュメはコレだよと言いつつ、レジュメに沿ってばばばと話す。事前アンケートから積み上げたレジュメ。
途中、話しながら声がつまって泣きそうになる。(おいおいそんな予定なんて無かったぞ)と内心自分にツッコミを入れながら。きょうだい児の話題に関して、きょうだいの立場の人と交わした会話を話していて、自分、勝手にそのときのシーンのことを思い出し過ぎた。おし、声が震えたくらいで持ち直す。
途中、携帯がブルブルと震える。メールだ。(あ、今日学校行ってるアリーちゃんからだ、なんかあったかな)と思いながら、さすがにそこで携帯は見られんぞと、とりあえず携帯はブルブルさせとく。その後、電話で連絡来たから出ちゃったけど。
ばばばと話して、質疑応答やって、終了。
以前保育ボラに来てくれていた女の子が、わたしが来るからって聞いたと言ってやってきて待っててくれる。
おうおうおう、と話していたら、係の人間が封筒持ってやってくる。「なんだよ、なんかくれんの? そんなのいいのに」と言いながら、びりびりと封筒を開く。「そこで開けるか」とツッコミを浴びながら、「だってモノによっちゃ返さなきゃならんだろ」と。
でも、この企画のスタッフに動いた人間はなんかニヤニヤしてる。封筒開く、「わ〜い!!! ねえもらってもいい!?」
「ね、ね、ね、絶対断らないでしょ。絶対断らないモノ選んだでしょ」と、スタッフ連中が爆笑ぶっこいてる。中身はビール券だった。
帰宅後、アリーちゃんにメール添付でレジュメを見せる。「子どもが小さい頃に聞きたかった」と返ってきて、なんかちょっとほっとする。やっぱさ、大きい子の親にそう言われりゃ安心できるモン。
「ビール券、もらってもいいもの?」とアリーちゃんに聞いたら、「いいともいいとも」と返ってきた。おし、コレでお高いなんとかかんとかみたいなビールを買って飲むぞ、と思う。