リツエアクベバ

satomies’s diary

あれあれ、あれれ

はてなブックマークのお気に入り経由でぐるぐる。「搭乗拒否」のニュース。

会いたい聞きたい:銀河カレッジ施設長・梅田伊津子さん /熊本 - 毎日jp(毎日新聞)

あらあらあら、と検索していて、出てきたひとつにふむふむ。

柔らかNEWS 『娘がシートベルト付けるのを嫌がるので締めずにいたら飛行機を降ろされた。日本は知的障害への理解が足りない』…毎日新聞

この「シートベルト」うんぬんの数行に関しての話は、インタビューのときに具体的にどんな内容でされていたのかなあと思った。この数行だけでみれば、そりゃヤバいよな、と。「私が上から抑えていたので問題はないと思うのですが」って、飛行機だけじゃなくって、車のチャイルドシート義務化のときにさんざんテレビでなんか映像流れてたよね、と。親が抱っこして車に乗ってるのはどんなに危険か、ってこと。上から抑えようが何しようが、シートベルトが必要な乗り物はシートベルトをしていなきゃ危険ってのが原則だということは、誰にだってわかることだよな、と。
そこに例外なんてものはなくって、特に飛行機って乗り物は余計にヤバいだろ、と。そこで搭乗拒否になった状態ってのは、何がどうなってどんなことがどうだったのか、何をどうすればよかったのか、とか、もう考察山積みだろう的なことで、ほんの数行で何かを言えるものじゃないはずなのに。記事になっていくときに誰かつっこまなかったのかなあと。それにこの、インタビューされた方が言いたかったことは、本当にこの言葉通りだったのかなあ、とも思った。状況もこの文字数だけの内容じゃ、実際のとこわかりにくい。
なんてことを思いながら、つらつらとこのインタビューを眺める上で思ったことは。
このニュース読んだとき、なんでまあこんなツッコミどこのある「意見」を「知的障害のある人を取り巻く環境は変わりましたか」という質問でもってきたのかなあと思ったこと。
まあとりあえず、このインタビューされた方の搭乗拒否問題に関してのことは横においといて。すごい不自然に感じた、この記事の流れが。
だって、この方がというよりあるひとつの施設の施設長に「施設の活動と知的障害者を取り巻く現状」を聞いているインタビューなわけでしょ。そこでずっとその施設関連の質問と回答が続いてる中で「作業所を作りました」というお話の次に「知的障害のある人を取り巻く環境は変わりましたか」とくれば、それは作業所を作って運営していって、そしてそこで何かが変わっていったか?みたいな方向に行くと思うじゃない? いや少なくともわたしはそう思うんですが。違うの? なんでこの流れで話がいきなり羽田まで飛んじゃうんだろ、って思った、正直なとこ。その後せっかく、この方の施設の社会交流の話になってるんだから、その社会交流がどう地域に動いていくか、動いていって欲しいか、って方が聞きたかったなと思う。あと、その社会交流で気をつけていることとかね。
まあ多分、その後の「どうしてなかなか環境が改善されないのでしょう」→「社会的交流を増やすことが必要だと思います」につなげていく構成ってことだったとは思うのだけれど。でも理解を仰ぐにはこの構成もちょっと乱暴かな、とかも思った。せっかくの発信のチャンスなのに、限られた文字数を効果的に使えなくてもったいなかったんじゃないかな。