リツエアクベバ

satomies’s diary

やってることは同じじゃないか

秋葉原の事件について(補) - 臨床してて思うこと(精神科) Doctors Blog 医師が発信するブログサイト
根本的に間違っていました。
ダイレクトに書くのがきつかったので、
ラ●ボーのこと例えに上げちゃったけど、
ラ●ボーのストーリーがずいぶん間違っていたらしい。
あれは映画評論見て覚えていた僕の脳内物語です。
映画ファンの方すいません。反省しました。

ただ、人の映画評が僕のアタマに刷り込まれたのは、
その評論にすごく納得したからだと思う。
人が一線を踏み越えるプロセスとして
「その流れはありえる」と思えた。
僕の診た患者さん達がそうだったから。

デヴィッド・マレル作「一人だけの軍隊」において、何もしていないランボーを執拗に町から追い出そうとした警察署長の言い分。これはこの警察署長が「経験」と、そしてこの人間が「すごく納得した言い分」が存在していたってこと、だよね。

「いいか、よく聞け」とかれは言った。「おまえのようななりのガキでおれの町に職のないやつは気にいらん。おれにはわかっているんだ。まず最初におまえの仲間が大勢乗り込んできて、食べ物をせがみ、そうでなければ盗むかもしれないし、麻薬の密売もやりかねない。」
一人だけの軍隊 (ハヤカワ文庫 NV 299) (ハヤカワ文庫 NV 299) (ハヤカワ文庫 NV 299)(P.23〜引用)

ランボーはフィクション上の人物だから。でも、たった30分の視聴や、ソースを示すことのできない「どこかで読んだ評論」やらでできあがった「僕の脳内物語」によって、その人物像や行動の理由を語られるのは、それは名誉毀損だよね。まあフィクションってのは、そういう扱いをされるのが前提なんだろうとも思うけどね。