リツエアクベバ

satomies’s diary

親としての対応とか

ひとつの例としてとても興味があって、注目。

けんじろう と コラボろう! > 娘を攻撃する学校裏サイトに親とてメッセージを書いた結末 : ITmedia オルタナティブ・ブログ

この文書に関しての、はてなブックマークのコメント群もまた、興味深い。

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この実例を読んで思うこと。「父と娘」ということ。これが「同じ父親と息子」だったらどうだったのかなとか。それから「母と息子」の場合、どうなるのかな、とか。「母と息子」でこの文章だったら、周囲の反応はどうだったのかな、とか。「母と息子」で「私は息子を心から愛しています」って書いたら、確実に燃料投下のような気がするんだけど、どうなんだろう。
お父様のコメント投稿で中傷には一段落をしたようだけれど、それは脅しが功を奏したということで、「私は娘を心から愛しています」の一文によるものとは思えないんだけど。
自分だったら、と考えると。それは「母と息子」のパターンになるよね、と。同様のことがあったらまずどうするかなあ、と。
まず。息子の耐性の観察だなあと。世の中そんなに正しくないもんね。学校出たら立場として上下関係の相手にも、卑劣な相手というのが出現していく可能性もあるよなあと思うし。
次に。周囲の子に「ねえ」って聞くよな、と思う。どれだけの影響が彼らの社会の中に起きているのか、と。とりあえずまだ、息子の学年にはそうしたわたしの「ねえ」に答えてくれそうな人間関係を保っている子の顔は、数人具体的に浮かぶしね。
今後はどうなんだろう。年齢上がればそんな縁も薄くなっていくだろうな、とは思う。ただ彼らにとって重要なのは、彼らがわたしを覚えることではなくて、わたしが彼らの一人一人の名前や個性を覚えている方が彼らには大きいように思うんだけれど。違うのかな。
耐性としても環境としても、(これはヤバいな)と思ったら。さて次にどうすっかな〜とは思うなあ。ただ「心から愛しています」とは書かないだろうなあとは思う。ここに反応してなんらかの行動に出る、ってことは「心から愛しています」の事実上の宣言みたいなモンだと思うしね。そこで「心から愛しています」ってのをばばんと明示して出していくのは。それはわたしの感覚ではちょっと引く。
「心から愛しています」ってのが、(オマエは愛されてないんだろ?)って攻撃に形を変えちゃう場合もあるんじゃないか、とも思うし。攻撃と思ってなくても攻撃になっちゃう場合があるとしたら、避けた方がいいこともあるようにも思うし。
ふと思い出して、おほしさまの人のとこの過去記事を掘りに行った。再読。

力を力で返す人/東京横浜オーケストラ
高校時代、俺はオタク仲間だった人たちから嫌がらせを受けていた。ネットのゲーム内で、俺の名前を勝手に使って「キモイ」とか「バカ」とか、なんかそんな言葉をたくさん書かれていた。

学校のサーバーが使われていたということで、相手が発覚したという上での対応の話ということで。「工業高校の情報学科の学生としてどうだ?」ってことが関係しての教育的措置、ということもある。先生の鮮やかなお手並みと、本人の意志を大事にする姿勢はすごいな、とも思った。
ここのトラックバック欄から自分の過去エントリに行く。

2007.6/1更新「大事なもの」
息子に対しては。もうわたしが牙をむく時代ではなくなってきたように思う。必要なのは本人が本人としての解決を見いだしていくための支えなんだろうなと思う。それは「耳」であるかもしれないし、存在だけでいいのかもしれない。聞かされる立場になったならば。「わたしは」と言いつつも、本人の選択をぐずぐず言わずに認めてやれるようになりたいな。

娘に関しては。娘には障害あるわけだから、自分の出方は息子とは違うと思う。ここ前提。
で、息子に関しては。うん。まあ、そうかな、やっぱり。少なくともナイショで出現は、やっぱりしないだろうなと思った。
とりあえず、中2になったばかりのウチのボクに聞いてみた。
びっみょ〜〜〜、と叫んでから。「ややこしくなることはやめて欲しい。聞いて欲しいと思って話すときに、動いて欲しいと早のみこみされても困ると思う。」
じゃあさ、じゃあさ、と、ついでに聞く。わたしはさ、まずアンタの耐性を観察する。それから○○くんとか××くんとかに、「ちょっと状況どうよ?」って聞くと思う。
「その人選は正解なんじゃないかと思う」と返ってくる。わさわさと騒がない子を選んだつもりだったんだけど、一応は当たりだったようで。
じゃあ、先生に言うとしたらなに先生に話す?と聞くと。出てきた人選は、ゆっくり状況を見るタイプの先生だった。ばびゅーんと走る熱血先生は、「言わないとスネそうだから話すかもしれないけど、順番は後になると思う」、とのこと。
まあ子どもの個性、親の個性、そして状況の状態如何ででいろんな対応がありそうにも思うけど。とりあえずウチの場合は、ってことを考えるいい機会になったと思う。なんやかんやは思うけれど、実例を出していただいていることには大きく感謝。
あと。裏サイトとは違うんだけど。なんやかんやなんやかんやとしつこく攻撃の文句を並べ立てたメールをしょっちゅう送ってくる子がいて。息子は平然とほったらかしていて、だから特に心配はしてなかったんだけど。
この子のなんやかんやの、見たらぶっ飛ぶような文句が並べ立てられたメールは、定期試験前に猛烈に増える。返信をひとつもしなくても、数分おきに携帯はぶんぶんと震え出す。
半年以上たってから聞くことには。この子の家は父親がものすごく厳しいんだそうだ。テストの成績が悪いと蹴られるとかなんだとか。休日を怖がってるらしい。いや〜、成績が悪いと、って言ったって、ウチでその成績もってきたら「回転寿司でも行くか?」ってレベルなんだけど。
「オマエんちはアホでもかわいがってもらっていいよなあ、甘いウチはいいよなあ」と言われたそうで。ははは、全くだ。