リツエアクベバ

satomies’s diary

対話

ちょっと前にテレビを見ていて、ふと思い出したエントリ二つ。(そうか…)となんとなく思っていたんだけど、さらに思うこと増える。

テレビを見ていて:その1

ヘキサゴンを見てた。問題に答える担当の人間が答えられないと、同じチームの人間が水の中に落ちるというコーナーで。
水の中に落ちた人間が回答者に言った「なんでわからないんだ?!」。回答者が答えた「だってわからないんですもん」。ここで水の中に落ちた人間が回答者に言った「口答えするな!」。
「なんでわからないんだ?!」という質問に答えただけ。といえばそう。でもそれではダメ。口答え、甘え、と解釈される。fuuuuuuunさんの「対話」というエントリが(あ、ここにある)と思った。
そこでそう答えちゃヤバいんだよ、というのは言葉の裏を読めていないということ。この「なんでわからないんだ?!」という質問は質問ではなく、オマエに迷惑かけられたのがオマエはわかっているのか、という意味になるんだろう。悪いと思ってないから「だって」が言えるんだろう、と。そういうことになるんだろう。ここでは「申し訳ありません、わかりませんでした」というのがきっと、場の正解。ちなみに回答者はつるの。

テレビを見ていて:その2

ニュース番組の特集でモラルハラスメントの特集をやっていた。ニュースを見ていたら特集が始まって、(お?今回はまっち〜は出てこないのかな?)と思ったら、別の人の話だった。
この特集の人物、自分はモラハラの被害者かもしれない、と思った時点で亭主の言動をICレコーダーに記録していったそうで。声を変換させながらもその会話が一部公開されていた。
そこでの会話の質問は、質問の形はとっているけれど、回答は認められない。最初からコミュニケート上の強者と弱者が、強者によって決定されている、出来レースの「会話」だった。強者が「場の空気」を作り出していく。

会議に出席

会長さんってことで、地域支援事業の会議に出席。議事に関しての質問で。
質問だったけれど、質問の形を取った糾弾だった。これは説明されていない、これはおかしいという意見だけれど。声の調子が威圧的にエスカレートしていく。
さらに説明を加えても、その説明を必要とする書類を作った不備を責め立てる。(声のトーンが責めに「のっちゃって」るよ?)と、意地悪なわたしはちょっと思ってた。
個々の「正論」なんてのはあるんだろうけど。具体的なことを言っちゃえば、わたしはわたしで言いたいことだってあったよ。不備でもさっき説明してたよ、とか、その糾弾的質問は今関係ないじゃん、とか。その責め立て方は、さっきの別の議事と逆行してるよ?とか。
でもとにかく。黙って見てるってことしかできない。わたしが読んだ「場の空気」ってのはそういうモンだった。わたしがなんか言っちゃったら、それこそわたしは空気が読めないヤツで。そんなことをしても誰にとってもいいことなんてひとつも無い。そういうのがそのときの「場の空気」。
その議事の流れの後で。PTAとして情報提供できるネタを場から見〜っけ。「その件ですが、これこれこうで。後で資料をお渡ししますねっ!」
にっこにこの元気なフレンドリーモードで。この程度の場のムード壊しはやりたかったね! テンション高いアホでけっこう。わたしはわたしの中の何かを守りたい。