リツエアクベバ

satomies’s diary

春休み3日目

25日に終業式があって、子どもたちは春休みに入った。春休み三日目。
春休みになって、なんだかんだと片づけ。学校からもらうプリントでいらなくなったものを処分。しかしまあ特別支援学校というものは、なんだかんだととにかく学校からのプリントが多い。すぐに必要なもの、連絡だけ理解すればいいもの、保存しておいた方がいいもの。そんなものをすぐに分類して保管や処理すればいいものをばさっと同じとこに積み上げたりするもんだから、必要なときに必要なものを忘れる失態をしたりする。
それから春休みにやっておきたかったことをひとつこなす。娘を連れての施設見学。高一の12月に受けた進路面談で、進路専任の先生から「こことここを見学に行っておいてください」と言われたリストの中のひとつ。高三時の現場実習やら高等部卒業後の進路先選択の参考にするために、娘の個性に合わせて選ばれたもの。
事前に電話をしてアポ取り。娘には「見学に行くよ」と告げる。娘は「けんがく」と答える。その反応を見ながら、中学部のときから学校で施設見学に行っていたことが、娘の中で学習として生きているのだなあと思う。自分が見学に行くのだということをわかりやすくさせるために、普段着ではなく通学服を着せて連れていく。
進路面談以前にも親だけでいくつかの施設に見学には行っていたのだけれど。その中で"ただひとつ"以外は「いいところかもしれないが、選択が現実的ではない」ところばかりだった。その理由は立地だったり娘の個性からするとピンと来なかったり、まあいろいろ。
今までの見学の中で、「ここがいい」と思ったその"ただひとつ"のところは、残念ながら「今後の募集の可能性は無きに等しい」話が出ちゃってるわけで。まあしょうがあるまい的な感覚はあったのだけれど、進路専任の先生は、いつ空きが出るかわからん、いつ新しい制度に合わせた定員変更があるかわからん、希望を捨てちゃいかん、とはおっしゃる。まあしかし、そこだけに絞るわけにもいかんし、見学を続けていけば違うとこにまた「ピンと来る」かもわからない。
春休みに入って娘を連れて見学に行ったところは。その「ただひとつ」以外に(ここは娘にはいいかも)と初めて思った。ただし、こことここがこんな難点、なんてとこもある。それは即その施設の欠点ってことではなく、あくまでもこちら個人の「娘をどんな大人にして、どんな大人の生活をさせていくか」という思考の線で、というところ。あと立地はいいし、定期的なレク行事があることは魅力なんだけれど、作業時間が短いのも難点といえば難点。場所が狭いからこれ以上の作業時間は利用者さんの集中がきついかもとも思うし、送迎もやってらっしゃるのでこれは現実的な時間帯だろうとも思う。ただこの時間帯での利用になると、娘の利用となれば今の生活よりも「遅く行って早く帰る」ことになる。これはわたしの生活上の事情にからんでくるわけで。そういう全くもってウチの事情ってことになるんだよね、娘自身のことではなくて。こういうとこがいわゆる普通の就職とは違ってくるとこなんだろう。
作業は織物と縫い物。高一の作業実習の選択は手芸だったので、娘が集中することはわかっていること、これは大きいと思った。定員に欠員があることももちろん大きい。市の助成を受けている小規模作業所で自立支援法の利用は無し。施設利用料は8千円、給食は実費。工賃は、年間の中で一万円を越える月はあるそうだが、だいたい月5千円程度。
織物を使った小物の製品を展示した喫茶店が併設。アポ取りしていた約束の時間よりも30分も早く着いてしまったので、先にそこでコーヒーをいただく。驚くほど美味い。メニューの食事も驚くほど安い。でも立地がいいのに12時が近づいてもお客さんは一組しか見られなかった。今後どういう選択をするかわからんけれど、お客の増員には協力できそう。
織物とカフェといえば、もうこれは天竺堂さんとこ。まんさく園やクミンのブログを閲覧に行きながら、改めて天竺堂さんのおかあさまと天竺堂さんをリスペクト。

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