リツエアクベバ

satomies’s diary

ドラマあれこれ

息子といっしょに「だいすき!!」を見る。弟が結婚しようと相手の両親に結婚の意志を伝えるシーン。「姉には知的障害があるんです」。
どっき〜ん! もう何年前になるんだろ。天竺堂さんが結婚や恋愛について、相手に自分のきょうだいの障害を伝えることに対しての緊張感を教えてくれたなあと思い出す。あの頃は息子はまだ小学生だった。やっぱり頭でわかっていることと感じていくことと、違いがあるんだなあと思う。でっかくなったり声変わりしたりしてくると、現実感があるなあと思う。
「恋人の父親」は、娘に対してそういう家庭の人間と結婚したらオマエが苦労するんだと言う。結婚してオマエが障害児を産むかもしれないってことはどう考えるんだ、みたいな感じのことを言う。いやいやお父さん、現実的なことを言えば、障害児の祖父になることを100%避けたいのだったらば、娘に子どもを産むことを禁じるしか無いんだけどね。
「姉には知的障害があるんです」。ドラマでまた展開がドラマ仕立てではあるんだけれど。こういう物言いを耳で聞きながら。でも息子とわたしとその言葉には特に触れず。この子もいつかこの言い回しを使うことが出てくるんだろう。と、思う。直接的でなくても、そのそこで動く気持ちの部分の根っこを支えてやりたいとも思う。それはそういうときがきたら支えてやるんではなくて、今育っていくときにこつこつと作っていきながら渡してやれることなのかなあとか思う。
ドラマといえば。昨日、保健師さんから紹介されたとダウン症の赤ちゃんのママから電話があった。お話を聞きながら、また聞かれることに答えながら、そういえばと話に出す。「聖子ちゃんのドラマは見ました?」
返ってきた答えにものすごくびっくり。「見ました」ってことだったんだけど。「あのドラマの時はまだ結婚してなかった」と。上のお子さんがいらっしゃる人だったので余計にびっくり。独身の女の子があのドラマを見ていて、その後結婚して、子どもが産まれて。そして二番目の子どもが産まれました、ってくらい、あのドラマからもう年数経ってるのか〜と。あっという間だね。