玄関のドアを開くと、いらっしゃいます。昨日いらした方が。いや、なんつ〜か、いたよやっぱり。当たり前なんだけど。へいへい、おはよ〜、と朝の挨拶。
さてさてさて。11年前のセレナに乗っていた自分としては、現在の新車の機能のいくつかに「うらしまたろこ」状態。納車のときにひとつひとつ「これは」と説明されながら、これはいつ頃から搭載され始めた機能なの?などと車屋さんに質問攻め。へーだのほーだの。
11年前の世界から現代に一気に手を引っ張られる状態の最たるものは電子キー。日産ではインテリジェントキーという呼称だそうな。家を出るときにポケットにキーを入れて、帰宅してキーケースに戻すまで一度もポケットから取り出さないでいいのはすごい。娘から見ると、おかあさんは指一本でカギのかかった車のドアを開く魔法使い。
大きく変わったことは。シフトキーがハンドル脇に、そしてパーキングブレーキが足下になったこと。エンジンかけてからの最初の動作、いつも何も考えずの流れ作業だったものが、ひとつひとつの位置や形が変わったことで(コレやってコレやってこうだよな)と動作の流れがぎくしゃく。なんか教習所を思い出しますなあ。教則本ってどういう順番で書いてあったんだっけ、とか。
でもってこの新人さん、すうっと走る。他の車と比較できるほどわたしは車を知らない。だからよくわからない。でも、なんつ〜かこう、すうっと走る。これが噂のエクストロニックCVTってことなのか。
うちの近くのなんかすげ〜急坂(しかも道幅狭い)(しかも道自体まっすぐじゃない)を上り始めたとき。こっちが上ってる最中なのに上からでかめのバイクが躊躇無く下りて来る。なんかすごいハードなすれ違いを要求され、車両感覚をつかみきれてない身にはかなりつらい。そこを赤いキューちゃんはするするとスムーズに難なく急坂を上る。そういえば。営業の田中さん(仮名)が「あの坂を上るときに、この車の良さはきっとわかりますよ」って言ってた。そういうことだったのか…と納得。
娘に、「ほらちぃちゃん、赤い車だよ」と言った。今日の連絡帳には「車が来ました。娘は赤い車に喜んでいます」と書いた。帰宅しての第一声は、玄関を指さして「あかいくるま」。ちぃちゃん、お買い物に行こうか。「あかいくるま?」。もう彼女の頭には「あかいくるま」という呼称でインプットされているモヨウ。多分連絡帳を読んだ先生たちにも「赤い車来たの?」とか聞かれたんだろう。セレナは単に「くるま」か「せれな」だったんだけど、キューブキュービックとは彼女は発音しきれないしなあ。まあ「あかいくるま」でもいいかと。「ゲレゲレ」と教えたい気もちょっと(はてなダイアリーのキーワードに「ゲレゲレ」無いのね、ちょっとびっくり)。