リツエアクベバ

satomies’s diary

雑な感想

 ChiEさんとこの話題から、↓のベスト30を閲覧。

SmaSTATION!!特別企画 大人が選ぶ泣ける洋画ベスト30

 ほほう、けっこう観たヤツが入ってるな、と。以下、ピックアップして雑な感想。

タイタニック

 船が沈みます確定のときに出てきたいろいろな人々のシーンがずっと記憶に残る。三等船室?で、子どもたちに絵本だかなんだかを読んで(だったっけ?)って感じで、これから起きる死の前に、とにかく子どもたちを眠らせようとする母親。それと「眠りにつく」ためにベッドで抱き合う老夫婦。そのひとつひとつの小さなシーンにも存在する「ラブストーリー」。

アイ・アム・サム

 う〜〜む、と首をかしげた映画。愛情はわかるけれど愛情だけじゃ解決できないよねえ、という感想は強かった。知的障害をもつひとり親という状況だったら、そこにどこまでどれだけ具体的支援が入るか入れられるか、だと思う。そしてその具体的支援は児童福祉上、必要なことだと思う。
 その具体的支援をわざと「子どもと親の切り離し」的極端な方向にもっていって、そして登場人物に悪者を作っているようであり。そうやって「愛です愛」みたいなとこにもっていっていることに不満をもった映画だったと思う。
 愛だ愛だとだけ言っていられるのもせいぜい10歳までかとも。子どもを世話することはできても、子どもを大人にしていくということに対して、具体的な支援はやっぱり必要。うちの子どもたちの「弟」にとって「姉」は「姉」だけれども、それは彼らの関係性の中での「姉」であって。「姉」の知的レベルがもう少し高かったとしても、知的能力を追い越した時点で始まる問題はあると思う。これを「父」や「母」に置き換えれば、やっぱり愛だけじゃどうにもならないものは多いと思う。
 映画「レインマン」で、「兄」が「弟」と切り離されたのは、「兄」が「弟」を危険に追い込んだことがあるため。それは障害によるもので、でもそこには愛はあったわけで。でも両親は一緒には難しいと判断した、これも愛。
 書籍「自閉症裁判―レッサーパンダ帽男の「罪と罰」」の殺人を犯してしまった青年の父親は、事件後、知的障害があることが判明する。この家の娘は母亡き後の家庭生活の問題を全て背負っていくわけで。そうした具体的困難は愛だけじゃ語れない。
 「アイ・アム・サム」の感動ポイントはこの娘の年齢の時点ではアリかもしれないけれど、ファンタジー路線という印象はちょっとぬぐえなかった。

ロミオとジュリエット」1968年公開版

 オリビア、きれいでかわいくて、かっこよかった。泣ける映画でこれが出てきたか、と思った。単にコレ入れたくて仕方がない人が多かったのかも、とも。

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