リツエアクベバ

satomies’s diary

人は死ぬのね 

佐藤真監督/かへる日記 (FRGFRG304)
まひるのほし』の監督が亡くなっていた。

 知らなかった。すごいショック。ホントにショック。呆然とするほどショック。
 こつこつと検索で佐藤氏にまつわる文章をさがす。

S:BOOKMARK / 佐藤真

 横浜に転居してまもなく、所用あり立ち寄ったデパートであるチラシを手にする。「まひるのほし」という映画の上映会のチラシ。

映画「まひるのほし」

☆映画に登場するのは7人のアーティストたち。
彼らは、知的障害者と呼ばれる人たちでもある。
7人の創作活動とそれを支えている暮らしの断片を見つめていると、アートの貌(かたち)がほの見えてくる。
7人のアーティストの世界を旅しながら、映画はゆっくりと自由になってゆく・・・。
(SIGLO『まひるのほし』:どんな映画か

 関心をもって上映会に行く。映画に圧倒される。上映後、佐藤真監督と工房絵の方とのトークイベント。監督に関心をもち、著書を購入して帰る。

日常という名の鏡―ドキュメンタリー映画の界隈
佐藤 真
凱風社 (1997/10)
売り上げランキング: 307965

 ドキュメンタリーというカテゴリに関しての意識が変わる。日常から現実から謙虚に学ぶ姿勢を伝授されるような思い。長年に渡る愛読書。
 映画「まひるのほし」。この映画はある共通ワードとして機能する。実際ngmkzさんとの対話の中で「『まひるのほし』を観たの」ってだけでコミュニケートできる橋ができているように思ったよなあ、とも。
 亡くなられたのだなあ、と。人は死ぬのだなあ、と。
 佐藤真氏の著作である「映画が始まるところ」。検索で出していて見つけ、アマゾンで飛んで「在庫一点」に慌てて購入。