リツエアクベバ

satomies’s diary

まあ基本的なとこはココなんだけどね、って話。

 お?legnumさんのブクマがついた。

はてなブックマーク > CROOK-BM > 2007年10月27日
障害がどうの - S嬢 はてな
うわあ鬱陶しい・・・肉体的・精神的負荷が高い時にこういう面倒な輩から絡まれたらどんな親でもイライラするだろうー。見かけたら全力で排除しようと思った

 うん。でもさあ、これ根本のとこはこっちの問題なんだよね。

福祉と負担
福祉って、なんかすごくいいことって感じがするんですよね。選挙のときの公約ってヤツに福祉がどうのって出てくると、いい人みたいな感じがする。福祉を学ぼうとする人も多いんだと思う。
 でも。じゃあ、隣にいる人の福祉のために、みんなちょこっと我慢してくれませんか?ってことになると、途端に福祉だ、わー、みたいな勢いがしゅんしゅんしゅんって小さくなるとこってあるなあと思うんですよね。

 昨日書いたヤツはさ、旗持ち当番ってので。つまり免除一名出るとその分の担当を他の人が割り振られなければならないわけ。つまり「みんなちょこっと我慢してくれませんか?」と。それをオマエ当然だと思ってないか?と、この人は思ったと。「思う」ということに文句は言えないしね。で、こういう感覚ってのを持つ人はけっこういると思う。
 子ども持つとわかる。地域社会ってのは地域貢献する人間がいないとある種成り立たないとこがある。そこで何らかの担当が回ってくる。まあPTAもそのうちのひとつね。
 そら担当無理だろよ、って誰でも思うだろ、って事情をもつ人がいる場合がある。でもそれを認めない人は多いよ。認めない、っつ〜か、聞かない。「これこの事情認めようよ」って声に出して言う人は「じゃ、アンタその分やってくれる?」ってのが必ず回るからね。黙って思うだけの人も多いと思う。わたしはすぐ「これこの事情認めようよ」って声に出して言っちゃうもんだから、なんでもかんでも回ってくるよ。できるものは受ける。これはもう、自分の価値観曲げられないからしょうがないと思う。でもその受けたものに関して直接関係が無い人は、「免除を当然のように思うなよ」って、できないことをできないと言うことに対しての「対価」にならないことを知った経験でもあったな、とも思う。
 隣の隣の町というような場所に、自閉症でこれまたかなり手のかかる部類の子がいるんだけれど。地域福祉のイベントで「こんなに大変な生活をしている人がいるんです」に引っ張り出されてスピーチしたような、まあ大変さなんだけれど。このママ、おにいちゃんが小学生時代この「旗持ち当番」の免除ってのを誰も言ってくれなかったようで、年に数回ほど回ってくる旗持ち当番の日に養護学校に通ってる方の自閉症の子、学校に遅刻させてたという話。なんか泣けるね。
 今はわかってもらえなくても、いつかわかってもらいたい。これはある。だから相手が頭を下げて欲しければなんぼでも下げるよ、ってのはあるなあと思う。だって、フォローが必要な母子ってのは、後から後から生まれてくるものね。
 暴論だと思うんだけど。legnumさんのブクマで読んだココ。

子連れのバス、舌打ちに悔し涙した私 - OhmyNews:オーマイニュース “市民みんなが記者だ”

 疲れてたんだね、大変だったね、って思うけど。思うけどその反面(うらやましいやねえ)とも思う。まあ一年もすればこの子は落ち着くだろうと思うからね。ここ、こういう時期を通り過ぎることがはたしてできるんだろうかと呆然と泣き続ける母親はいるからね、「障害」と名の付く診断を受けている子の母親という立場で。しかも「外」で落ち着かないというタイプの子を公共という場に出さずに抱え込んでしまうこともできないわけで。そうしたらその子はずっと成長できないから。
 だから相手が頭を下げて欲しければなんぼでも下げるよ、ってのはある。頭を下げ続けるのはつらいというママには言う、「相手の人格に頭を下げてるわけじゃないから」。悪いけどコレはある。いつか何かの壁を打破するために、頭を下げてそれがどこかそういうことにつながっていくんだったらまあ安いもんじゃないか、と。
 昨日上げた件に関しては。理解してくれる層が存在してたから結局はわたしが「ぬかった」ってことなんだと思う。その辺は反省材料だな、とは思った。ただ「重度」という一言がすごい力をもったのはびっくりしたけど。まあ人間だからがたがたがたがた言われる勢いに不快感はもっちまったけどね。でも個人の不快感では打破できないものはあるからしょうがない。ここで何を拾えるかだな、というとこに頭もっていかなきゃとも思う。
 うちの娘は「中度」「重度」「最重度」と判定は進んできたけれど、基本的な生活力はある。判定が進むのは正常な発達との比較だから。つまり普通の人間の発達が加速していくのでゆっくりモードは自ずと比較される値として下がる。なんだけど。まあ基本的な生活力はあるわけだから、やれることはやれるよねとそういうものもある。
 しかしさ、命の不安定さを抱えてるリエんとこまでこういう「免除を当然と思ってないか」波が寄せてる現実を知ったときには、正直泣けたね。だってできね〜もんよ、そりゃ。どーせーっちゅうんじゃ、と。どこまでやれば気が済んでくれるんだ、と。
 このときに自分が書いたリエmixiのコメントを引っ張り出してきて貼り付け。わたしは基本はココだと思う。出会う人全てをどうにかすることはできないものね。

自分が進む道を歩む。
自分を信頼してくれる人を支えにする。
っつ〜ことに行き着くのね、結局は。

毅然としてる、ってときに、自分はひとりじゃないって。
信じていてくれる人がいるって。
そのことは大切に。

 いや、この件に関しては。リエちゃんよくがんばったと思いますよ、ぱちぱちぱち。エライ!
 まあついでなんだけれど。ここんとこid:x0000000000さんにからみ続けて知ったこと。休止していたリエブログ、x0000000000さんアンテナに入れ続けてるよ。再開待っててくれる人みたいよ、ありがたいね。
*追記:「x0000000000さん」に「id:」付けてなかったんだけど付けます。リエちゃんがコメント欄で「挨拶」してるから。自動トラックバック飛んでいけ〜。(またオマエかよ…)はい〜。