リツエアクベバ

satomies’s diary

お台場冒険王に行く

 息子がお台場冒険王に行きたいと言う。え〜〜、クソ暑いぜ、混むぜ、きついぜ、と思わず言う。行きたいか、そうか、んじゃかーちゃんは頑張ろう、ちぃちゃんは乗り物もイベントも好きだし、なんかど派手なとこ出かけた感はもつだろう。でもお盆中はきついぞきっと。んじゃ平日に早起きして行くぞ、と言う。
 ってことで、部活も塾の夏期講習も休みに入る10日決定。夏期講習でうろうろしてると10日に補習になるぞがんばれ、と言う。予想通り10日に補習に呼ばれるメンツが発生したけど息子はセーフ。んじゃ行けるね行くぞ。
 夫が10日は休みになったと言う。あのねお休みになってすぐでなんだかやたらにハードそうな予定で悪いんだけど、10日はお台場冒険王に行く約束をしちゃったんだ。早起きして行くから。
 ってことで、オープン直後くらいに到着予定で早起き。新橋からゆりかもめ。切符売り場で。「行動範囲の拡大」なる支援で、娘はたいがいの公共の交通機関の運賃は半額になる。介助者も一名半額。JR等通常は、障害者手帳を常時定時できるような状態で子ども料金の切符を買い、それを使う。ゆりかもめの自販機は「福祉」ボタンがあり、販売機のところに「障害者手帳をもっている人が割引で切符を買う場合、インターホンでその旨申告を」と書いてある。

ゆりかもめ 福祉割引乗車券の発売

 インターホンを押す。でっかい声で応答される。手帳をもっているか、なんだかんだと次々に聞かれる。当たり前なんだろうけれど、でっかい声で応答される。切符売り場の騒音の中、でっかい声でもろもろ答える。「愛の手帳所持者一名、介護者一名、なんたらかんたらなんたらかんたら」。
 インターホンの応答者とは別に、駅員が走ってくる。また一からなんだかんだ聞かれる。連れている娘を上から下まですすーっと眺める。
 全て必要なことなのかもしれないが、見せ物的になる瞬間。非常にストレス。帰りはこうやって買いたくないと思いつつ、駅がちがうとどういう対応になるのか、とも思う。結果は同じ。また大声でインターフォンと応対し、走ってきた駅員が娘にすすーっと視線を流す確認をする。見るなら手帳を見てくれ、と思う。これがゆりかもめか、と思う。多分ゆりかもめではもう福祉割引は使わないと思う。たかが数百円でこの対応は娘がかわいそうだ。確認作業を帰路でしたわたしが悪い。娘にごめんなさい。
 フジテレビ社屋前に到着。パンフをもらう。有料部と無料部があり、有料部の入場をまとめた「一日パスポート」なるものがある。一般1200円、小中学生1000円。んじゃ買っとくかと売り場に出向く。「障害者手帳提示で本人と介護者一名無料」とあり、手帳利用で娘とわたし無料。やるなフジテレビ。確認はもちろん手帳、誰もじろじろと娘を値踏みしない。っつ〜か、それが普通だったんだけどね今まで。くっそー、ゆりかもめめ…。
 暑いが、まだクソ暑くはない。でも暑い。オープン30分後くらいに係員の案内が響いてるのを聞く。「めちゃ×2バケてるッ!『冷や汗(体験)コース』」の入場整理券の配布はすでに終了、整理券無しでの待ち時間は4時間。すげ〜な〜と思う。
 外はじりじりと温度があがってくる。少しは涼しいのがお土産屋だけれど、あけっぱなしの状態で、まだ「マシ」な程度。空いてるうちに買いたいもの買っちゃえ、と。IQサプリのモヤットボールを買いたがるが、そんなの飽きる、買うならモヤットボールのついたシャーペンとボールペンを買えよ、使えるから、と言って息子に買ってやる。わたしはモヤットボールのキーホルダー購入。
 ドラゴンクエストのカードゲームができるところ、社屋内で冷房が効いてる。息子がここではまるので、3人でロビーでゆっくりくつろぐ。まだやってたいのかオマエは。んじゃちぃちゃん連れてそこら見てくるから、終わったら電話しろと行って出る。
 なんだかんだのブースを眺めて。キリンビールの出店を見つけて、とっとと生ビールをごくごく。じりじりの太陽の中、あっという間に飲んじまう。タイ料理の屋台を見つけて、ここであとで食おうと。なんたらかんたら眺めて、息子と合流し、タイ料理。ここでまたビール飲む。プラスチックカップに盛られたタイ料理。でもすごくうまかった。
 暑いからね、フジテレビ社屋の中に行くよ、なんたらかんたらの上映とか有料ブースだけど一日パスポートを買ったから、と。フジテレビ社屋ビルの、なんか丸いとこが上映開場になってるとこに行く。エレベーターに乗るまでの待ち時間25分。ぞろぞろぞろぞろ。
 「はちたま」なる球体展望室で、ゲゲゲの鬼太郎のアニメ上映10分間。これはかなりおもしろかった。何がおもしろいって、この球体展望室ごと移動するという設定で、画面は乗り物に乗ってるがごとく景色が動き、また実際に動いているかのような体感がある。空を飛んでるという設定で風も吹く。クソ暑い中でこの風がやたらに気持ちいい。お尻から響いてくるような感じの音響もすごかった。
 フジテレビ社屋内の有料ブースをいくつか回り、7階部の外に出る。ブースと出店。でもクソ暑くてそんなとこにいたら朦朧としてくる感じ。アイスだのソフトだのなんだのあるんだけど、体が欲するのはスポーツドリンク。「あっちにあったローソンに行くよ。なんたらかんたらのジュースではなく、飲みたいものが買えるからローソンに行くよ」と。7階外広場から外階段を下りて、ローソンがある方の一階にたどりつくまで、ほんの数分外を歩く。この時点で2時過ぎ。数分歩くだけで朦朧としてくる感じ。「気温36度ってさっき出てたよ」と夫が言う。「実際には40度近くいってるかもね」と。そんな感じ。外は炎の嵐だからね、体冷やすよ、と、3時半近くまで外に出ず。
 風もちょっと出てきたので、冒険王ランドに移動。クソ人気なとこではなく、待ち時間20分程度のとこに。そこを出て4時過ぎ、外にいても少しはマシになった状態で、ライブでマジックショーを見る。ちょっとお手伝いで客席からステージに出た少年がむちゃくちゃかわいい。あの子かわいい、あの子かわいい、あの子かわいい、と言っていたら、息子がちょっとぶんむくれる。でも実際かわいかった。中1か中2かってとこ。ひょろひょろとした体型、ちょっと長めのサラサラの髪の毛、人なつっこそうな笑顔、ステージングの器用さ。街中でスカウト、ってのは、こういう子が対象になるんだろうなと思う。
 最後にここの公演を見る。

2007「日中文化スポーツ交流年」『「武林風 少林寺伝説』
武林風 少林寺伝説」とは、「ザ・冒険王2007」の新たな試みのひとつとして、日中友好35周年という時節も踏まえ、中国河南省河南電視台と共催するオリジナル武術演舞公演です。

 少年たちがだだだだだ〜〜っと走ってきて繰り広げる演舞は迫力。「写真撮影がいいけどフラッシュはダメ」とのことだったので、一枚撮らせていただく。正直コレが一番おもしろかった。
 炎天下の時刻はきつかったし、暑さというより熱さに疲れたけど、それなりにおもしろかった。しかしベビーカーを何台も見たけど、赤ん坊連れてくのは拷問だよ、とも思った。「真夏日には、大人よりも地面に近いところにいる幼児や、ベビーカー上の乳児には注意が必要」っての、わたしは子どもが小さいときに何度も聞いたけど、そういう意識って無いのかな、と思った。
 だばだばと汗をかき、体中クサいぞわたしたち、という状態で帰路。そんな状態で帰路なのに、なぜかラーメン屋に寄って帰ることになる。品川にある、有名どこが店を連ねる場所。

麺達七人衆-品達

 冷房が効いてる店もあったのかもしれないのに、わたしたちが選んだのは、たいして冷房が効かない店。またさらに、だばだばと汗を流してラーメンを食う。暑いだの汗だのどうでもいいくらい、選んだ店のラーメンはうまかった。息子、大盛りを頼み、最後にどんぶりを抱え込んでスープも全部たいらげる。
 服から塩がふきそうな汗くさい4人家族、帰宅後とっとと入浴しましたとさ。