リツエアクベバ

satomies’s diary

個人の車に貼るステッカー

 以下のエントリを読んで、ふむふむと。

 まず「赤ちゃんが乗ってます」ステッカー。このステッカーの意味というものはどういうもので、また一般的にどうとらえられているのか。このあたりはけっこう曖昧なものなのではないかとも思います。
 急場のレスキュー時に、というのはたまに聞くけれども、わたしは伝聞以外でこのことについて聞いたことはないんですよね。アメリカから、とは聞くのだけど、アメリカのものがどういうものでアメリカではどういう周知になっているのか、とかになるともうわからない。資料があるならば教えていただきたい、と思う。
 というか、レスキュー時に本当に必要になるのならば、母子手帳にその旨記載しておいて欲しい。
 そして実際このステッカーを買う立場で、「アメリカから」とか「レスキュー時に」とかってどれだけの人が知っているかというと、それもわからない。売り場にはそんな説明は無いし、商品の袋を開封するとそういう説明は入ってるんでしょうか。買ったことがないのでわからないのだけれど。
 このステッカー、パロディ版も含めてコチラがおもしろいです。

四角形ステッカー 赤ちゃんが乗ってます系・熊出没注意ほか

 さて、この「注意を促す系」ステッカーというものは、車椅子マークのステッカーが大元なのではないかと。「BABY IN CAR」のアメリカさんではどうなんでしょう。
 この車椅子マークのステッカー、身障者マークの駐車場の不正使用に使っているのではないか、と取りざたされることもありますが。誰でも買えるしね。
 でも個人が使用する場合は「お知らせマーク」としての使用はできても権利行使のためのものではないわけで。

国際シンボルマーク使用について | 財団法人 日本障害者リハビリテーション協会
3.個人の車に表示することは、国際シンボルマーク本来の主旨とは異なります。
障害のある方が、車に乗車していることを、周囲にお知らせする程度の表示になります。

 ただ、このお知らせマークは、個人の使用としてはそれなりには意味があるというか。運転者が障害者ではなくても、また同居の家族が障害者ではなくても、頻繁に乗車する人に「障害によって乗り降りに時間がかかる」「障害によって乗り降りに通常より広めのスペースを必要とする」「内部障害を含めた障害により、安全速度を守る必要度が高い」等の事情がある場合もあるわけで。そうしたときに「理解していただきたい」という姿勢を示すために使うことができるとは思います。
 法的優遇があるのは「駐車禁止除外指定車証」。これは各自治体によってステッカーや、パウチされたものをダッシュボードに置くとか、相違があるようです。運転者または車両の主な使用の対象者とされる人間が、障害者手帳で証明される特定の等級をもつことが申請の資格となり、地元の警察署に車検証や運転者の写真を貼った書類提出等で申請するもの。
 とは言っても、権利主張のワガママを許可するものではないんですけどね。

駐車禁止除外指定車証/ユニバーサルマインド?