リツエアクベバ

satomies’s diary

キスやらヒゲやら記憶やら

キスする前の言葉はもっと素直な気持ちをシンプルに織り込んで後は自分の内で反芻して/かへる日記 (FRGFRG304)
キスする前の言葉はもっと素直な気持ちをシンプルに織り込んで後は自分の内で反芻しておきたいなぁ。

 わ〜いわ〜いわ〜い。わたしはこういう、こぼれてくるような話が大好き。ちょっと本題から離れてまず「ヒゲ」の話。

レッド・サン ニューマスター版 レッド・サンという映画がありまして。小学生の頃、何度も何度もテレビでやっていた記憶がありまして。三船とアラン・ドロンブロンソンというそろい踏み映画。悪役ドロンと、三船とブロンソンの友情物語でありまして。
 この映画がきっかけで、わたしはブロンソンラブな時期があり、う〜んマンダムな男性に憧れた時期があったわけだ。男はヒゲ生えてなきゃ、みたいな。
 で、そんな小学生が成長して、実際ヒゲ男さんとラブなことになったときに。やっぱ痛かったですね。ヒゲを生やしてたわけではなかったんだけど、朝剃っても夜にはブツブツ出てきてる系の方。彼とラブな日に、どうも寝るとき化粧水がぴりぴりとしみるんだな。で、わたしは根がすっとこどっこいなもんで、しみるなあくらいにしか思ってなかったわけだ。
 気づいたのは彼。わたしの頬をなでながら、赤くなっている、と。これはもしかしてボクが悪いのか、ボクが傷つけたのか、とぎゅー。わ〜、きゃ〜、わ〜。そうかあ、なんかぴりぴり痛くなるのは人間タワシか。でもこんなせつなそうな顔でぎゅーされるんだったら、人間タワシで顔引っ掻くくらいなんでもないさ、とか思ったなあ、と。
 で、まあngmkzさんは「剃って」と言われてしまったと。本題からそれるが、ゴメン、笑ってしまった。恋する男の子の驚愕がかわいいやらなんやらと。
 いや、ヒゲ男さんのヒゲを、人間タワシと認識する女性肌もあるんだよ、と。ただその伝え方ってのがあるんだけど。でも、ngmkzさんに「剃って」と言っちゃう女の子のかわいさなんてのも思ってしまったわけで。そんなアンタそりゃ勝手じゃないか、みたいな、いわゆる一般的な理屈じゃ通らん言動ってのは、甘くしてくれる相手だからこそ出てくるもんなんじゃないか、みたいな。それでもって「剃って」と言われちゃって、だってそんなそもそもあのさ、と思いつつも、そんな言葉を全部飲み込んでしまったんじゃないかみたいな。
 と、かなり満喫してしまった。これ読めただけでも、自分とこ書いた甲斐があったとさえ思った、わ〜い。
 ちなみに上記引用部は、わたし個人にはすごい味わい名言。何度も読んで、しみじみ。
 で。こっちのリンクに続きますが。被リンクで気づいたこの方のこの文章のこの部分。

結局「憶えているのは自分だけ」だとしたら、やはりブログは「自分向け」なのだろうか/CONCORDE
自分の書いたことは結局自分しか憶え得ないのだとしたら、やはりブログは「自分に向けて書くものです」としか言い得ないのかもしれない。

 「誰が覚えているんだろうってくらい、ネット上で流れる時間は早い」ですが。人がわたしのものを覚えていてくれるのかどうかはわからんが。でもわたしは記憶する文章は多いですよ。あの人のアレ、って感じで記憶する。たまにその人んとこ行って、ブログ内検索窓で出して再読なんてこともしますよ。ただ内容で覚えていて、ぴたっと使用ワードを思い出せないこともあるので、最近はブックマークを利用して栞はさんどくことが多くなりましたが。
 わたし個人の好みに限って言えば。こうした記憶に強く残るものは。書いたその人にとって自分が再読をしたくなるような、その人にとって充実感があっただろうものという部類のものだとも思う。