リツエアクベバ

satomies’s diary

ふむふむふふふんふん

 自分とこのはてブ開いて、お気に入りを閲覧して。つ〜かここんとこfuuuuuuunさんの追っかけだねわたしは。ちょこちょこちょこちょこブクマしていったものをどう出すか、ってのがけっこうおもしろい。
 で、こう来たか、と思ったもの。

うーん/fuuuuuuunの日記
女全般についての批判を読んだりしても、なんとも感想が持てない。
女に対する帰属意識がごく弱いか、ないんだと思う。

 ふ〜〜〜〜〜〜〜〜ん、そう来たかあ、と思った。
 わたしは中学高校と女ばっかの場にいたので、男を通しての女だとかなんだとかはあんまり無かった。そこにいるのは女だとかなんだとかではなく同級生だったから。中高出てから「ええ???」と思ったのは女の人の陰口。特に男性に女の子を悪くいうことを吹き込むようなもの。男って性差をもってるだけで裁判官かい?みたいな。男からの目ってのが影響力大きいのか、とも思った。
 あとびっくりした記憶。髪の毛を伸ばしてるの〜と言った女性が母親仲間にいて。短い髪の毛がまとめにくい状態の中途半端な長さの髪の毛。で、髪の毛伸ばしてるの〜、と。今はまとめにくいだろう長さは、その後に自分の長い髪の毛がビジョンにあるからなのみたいな表情がなんかとても「いいな」と思った。彼女の時代がかーちゃんやって髪振り乱してが当たり前生活で、その中で「伸ばしてるの〜」ってのは「いいな」と思った。「いいな」と思ったので、まあちょっと乱暴な言い方ではあったけど「女だね〜」と言った。そうしたら。
 「髪の毛長くないと女じゃないの?」と噛みついてきた女性がいたわけで。知らんよそんなの。なんでこう誰かをいいなと思ってなんかかんか言ったときに、それを相対評価としてだからどうだと出てくるヤツがいるんだよ、って感じ。はあすみませんショートでもなんでも女性は女性ですすみませんと言わなきゃならんかねえと思う。頭から生えてる毛の長短の話ではなかったんだけどね、「いいな」と思ったのは。んでこういうのも、自分が思春期いた女ばっかの場では「ね〜」とかで終わったなあと思った。女であることを誰かの前で競争しなくてもよかったからかもしれない。
 こういう女ばっかの場で育ったヤツが根底にもっている意識みたいなものは、共学で育った人間とは、女に対する帰属意識ってのがちょっと違うんだろうかとも思った。どうでもいいけど、自分の世代の人間に限って言えば、中学から私学女子校育ちって人はなんとなくわかる。どこがどうってことではなく、なんとなくわかる。これは自分が育った場の女に対する帰属意識がどこかちょっと似てるってことなのかもしれない。
 小学生の匂いをどこか引きずりながら中学に入ったとき。わたしの環境はそこには高校生もいた。クラブも高校生がいっしょに活動してた。イメージとしては中二中三は自分たちとたいしてかわらずまだガキだった、高校生はしっとりととても女性だった。高一高二になったらあんな風になれるのだと、ガキ同士がうっとりと会話なんぞしてた。その数年後、こんなはずじゃなかったねえ、もっときれいになってるはずだったねえ、などと仲間内で笑い合うのだけれど、それでも中一にとってはやっぱり女性に見えていたんじゃないかと今は思う。
 そんな育つ経緯を引きずってるのか、今も自分より年長の女性でいいなと思う人がいるとうっとりする。あの年齢になったら、自分もあんな風なあの年齢をやっていたいなとか。そういうときに男は見てないねわたしは。そんな風に思うときにその年齢の男は思考の範疇には入ってないし、それが男から見たらどうかなんてとこも全く範疇に入ってない。単純に女性性をもつ人間としての美意識のようなものかもしれない。こういうのも自分が女ってことを帰属意識にもってるってことのひとつなのかな、とか思った。あのなま暖かい空間ではないところで育ってみたかった気持ちというものもけっこうあるのだけれど、でも自分が育った場が自分の中に育んだ感覚というものもきっとあるんだろうと思う。
 オマケとしての話。教室の中で特に接点をもつ機会は無かった同級生の思い出というものがあって。何の時間の何の発表の場だったかすっかり忘れた。ある同級生が「柳は緑、花は紅」という言葉について感じた自分の考えを発表した。その同級生の名前も忘れた。目立たないタイプの人だったと思う。このときの印象も、小さな声で、という記憶で残っている。でもこのとき、わたしはすうっと、その彼女の思考の世界に入っていくような感じがして、それがとても心地良かった。fuuuuuuunさんとこを見つけてfuuuuuuunさんのつぶやくような話を聞いていると、あのときの彼女を思い出すんだな。手のひらをそっと開いて何かを見せていくような感じ。見せているわけではなく、見せていくというような。ああ言葉で表現するのは難しい。