久々にgooブログの更新をして。そのついでに過去記事なんぞつらつらと再読。おもしろいぜコレ、と思った。のでこちらでピックアップ。
書籍紹介が目的のエントリではあるのだけれど、主張がいくつか。そしてこの主張ってのは自分の中でずっと変わっていない。障害を知るためには、障害種別を越えなければならないってこと。
そして、そのことを自分が認識していく中で、原点になるような書籍の一覧。この一覧は、今見ても、そのチョイスに異論は無いなあと思う。
コメント欄は「健常」という言葉に関してもろもろ出てきていて。これは本文中の「はっきり言って日常的に使うのは、その語彙、変よ。」ってのに反応が出たもの。いや真面目に変だと思う。そしてこの「健常」って言葉を連呼するのは、障害児の親って傾向はあるんじゃないかと思う。
地域の子どもを知る、知り合う。このときに、親は「健常の子」ばかり追いかける傾向がある場合も出てくると思う。でもさ、地域の就学先が違う障害児同士が知り合うことって、けっこう大事だとも思うのよね。親も子も。
それでもってさらにコメント欄に出てくること、娘の養護学校にいらした、ろう学校出身の聴覚障害をもつ副校長の話。
わたしは好きでしたねえ、この副校長。正面から顔見て口見せて話す。ストレートにコミュニケートする、って実感があるのが、なんか好きだったなあと思う。
この方、去年定年退職されて。そして先日の娘の卒業式で来賓でいらしていたところに再会。式が終わった後、廊下にいらして校長や他の管理職の方と話していらして。そこでわたしはいわゆる順番待ちのように待っていたわけだ。いやなに、用事があるわけじゃない、ただ「お久しぶりです」って言いたかったから。
待ってるわたしを見つけて、この方の顔がぱあっと笑顔でこぼれる。わ〜いって思った、片思いじゃないんだぞ、って。再会を喜ぶ、んじゃなくて、喜び合うってやれるんだ、って。なんかとってもうれしかった。
しっぽ振って犬がなつくように、寄っていって、顔突き出して「お久しぶりです!」って。「おめでとう、元気だったかな」って。会話はただそれだけ。でもすごくうれしかった。