リツエアクベバ

satomies’s diary

卒業式終了

 娘の卒業式が15日に、そして息子の卒業式が今日終わった。これからの三年間は娘は社会に出ていくための3年間に、そして息子は初めての受験という体験に向かっていく三年間になるんだろう。二人とも人生というヤツに向かっていくこれからなんだなと思う。
 子どもは子どもなんだけど、ひとつの子どもの時期が終わる。そのことになんだか寂寞感のようなものもあるなあと思う。
 式典のある体育館の中で。三年前の娘の卒業式を思い出す。娘ともうひとりの6年生の障害児学級在籍の子どもが、通常学級の子と同じように卒業証書の授与の一連の流れをこなすこと。それを見守ってくれた多くの人たち。娘を見守ってくれた目、娘の弟として何気なく息子を見守ってくれた目。ここで過ごしたわたしの9年間が終わるんだなあと感慨。そして涙。胸に刻まれた校歌。
 夫とわたし、そして娘との3人で出席。3年前の娘の卒業式は息子と3人で出席。これがうちの小学校の卒業式ということになった。今年どうなるかと思ったけれど、娘の学校の卒業式と息子の小学校の卒業式が同日でなくて本当に良かった。入学式は同日同時開催で、夫婦で一人ずつ出席の予定。
 帰路、とっとと先を行く娘と夫の後から、ゆっくりと最後の通学路なんぞ感じながら息子と二人で話しながら歩く。
 「きれいだったね」とわたしが言う。なんだよそれイジメじゃんと答える息子。「きれいだったね」と再度言うわたし。いいじゃないかそんなこと言わなくたってとぶつくさ言う息子。いや息子がここ何年も片思いを続けている女の子の話。主語がなくたってすぐ通じちゃうとこがかわいいヤツ。いや真面目にきれいだった。
 「かっこよかったよ」とわたしが言う。うるせえないいだろうとテレる息子。「はあ?○○くんのことだけどなに?」「退場のときにさ、わたしが手を振ったら、わたしに目で合図して小さくうなづいたんだよ、きゃ〜、かっこいい〜〜って思った」。ちぇって言うのを見て、ちょっと楽しんでから、ごめんごめんって。かっこよかったよと改めて息子に言う。大きくなったなと思う。