リツエアクベバ

satomies’s diary

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ぶどう社がほめられていた!/カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクル

 うわ〜お、うれしくてまとまんね〜〜。いや、がんばる。

ぶどう社の書籍との出会い

 家から一番近くの本屋さんです。要は町の本屋。15年前に町の本屋の棚でぶどう社の本を手に取るってことは実はすごいことなんですよね。書籍についていたぶどう社の小さなリーフレットに、ぶどう社の本が買える書店のリストがあった。そんなにたくさんはなかった書店のそのリストの中に、たまたま近所の書店があったわけです。

わたしが出会ったぶどう社の本の中からいくつか

 初めて買ったぶどう社の本。生まれた赤ん坊がダウン症だという告知を受けて、書店の棚からダウン症という言葉を見つけて、というありきたりな動機。

 障害をもつ子が学校に行けなかった時代に始まった地域療育の実践の記録。ここで語られている療育施設のある地域に在住という偶然。ぶどう社の書籍が町の書店にあったという理由になるものかと思う。図書館で借りて読む。

 図書館で借りて読む。その後、どうしても欲しくなって買い直す。もう入手できない状態の中で、自分にとっては珠玉の一冊。娘が学校教育を受け始めて、担任や他校に異動して特殊教育に携わり始めた教員の方などにお貸しするという形で、学校間のメール便で飛び交った時期もアリ。
 あんまりすばらしいので一部抜粋。

 教育にとって基本的なものは、それは人間存在の基本、つまり基底的な人間存在の水準から人間をみていくことであります。そのような人間存在の基本から考えていった場合、まずもって等しく人間であり、その一人ひとりが個性的な人間であること、このことを、教育を考える上では基本的にもっていなければならないと思います。
(中略)
 先生なりお母さんたちが、「類型」に引きずられて偏った見方をすることがあったとしたら、それは大きなまちがいといわなければなりません。なぜなら、そこでは当初から人間性というものを見失っているからです。
 自分がかかわり合いをもった他人に対して、一切の選別や分類や類型なしに、ひたすら人間であることの信頼を第一として受け入れる、そこから教育は始まります。
(三島二郎著「障害児」の教育心理学―発達助成の原理 第一章人間教育としての「障害児」教育 1.いわゆる障害児は存在しない)

 その後、出会ったぶどう社の書籍は数知れず。購入もあり、図書館からの借り出しあり、友人間での貸し借りあり。一冊一冊言い出すとキリ無し。とにかく購入してハズレるはずがないという、出版社に対して絶大な信頼をわたしはもっていると思う。

ぶどう社の市毛さんという方

 この絶大な信頼を寄せる出版社の市毛さんという方、わたしにとってはスター的存在のいわばアイドル。それは勝手な感想を言わせていただければ、ご自身の信念をもって必要であると確信する書籍を作り続けることをライフワークにしているかのように見えるところ。
 この確信のようなものは、次の書籍を読んだときに確実に形成されたような気がします。

 この本は借りて読んだので手元に無い。なので記憶の中の記述なのだけれど。この本はいわば手記で、そこに「市毛さんにこれではだめだ、もっともっと」と、えぐられるような記述を何度も求められてできあがった本だということが書かれていたこと。闘いのようにできあがっていった書籍で、その闘いをこの市毛さんがやられたのだなあという印象。

ぶどう社との接点

 前住地でいわゆるダウン症の親の会活動をやっていた頃。この親の会は都内でもかなり大きいグループで、会報を毎月250部だかそこら刷っていたと思う。会報の充実に定評があり、会員だけではなく全国のダウン症の親の会に依頼されて送っていた分もかなりあった。そしてわたしはその会報の編集責任者であった時代があるわけで。
 会員に順番に執筆を依頼。その依頼して出された原稿にこつこつとコメントを入れる。手書きの小さな文字で印刷可能範囲内にびっしりと書く。それとは別に特集記事も作り、あちこちに取材なんてこともやっていた。
 これをね、ぶどう社に見せに行らした方がいたわけです。’96年のこと。もう10年ちょっとも前になるんだな。
 原稿持ち込みとかなんとかそういうことではなく、こんな風にがんばっている親の会の会報もあるのだと見せに行きたかったと。コピーを渡してきたよ、と。
 その報告にぎぇ〜〜と驚きつつ、「ぶどう社って、なんかぱっとしない小さいとこだった」という感想にきゃ、わはは、などと思ったものでした。

カイパパさん、ありがとう

 ってことで、ぶどう社ラブなエントリを書くきっかけをありがとうございました。いや〜、カイパパさんとこ忍者ツールついてるからブログのリンク入れると絶対見つかっちゃう、とか思ってリンクをぶどう社にした卑怯モノ。卑怯モノってのにたいした意味ナシ、単に恥ずかしかったから。きゃ。

ブログってすっげ〜な〜〜

 天竺堂さんからいろんなこと教えてもらえるし、笹瀬健児弁護士とは個人的な知己にさせていただくことになるし、風の工房を職場とされているid:ngmkzさんとはつながっちゃうし、ngmkzさんからつながったid:steel-blueさんはアスペ・エルデの会に関わってらっしゃるし。カイパパさんからトラックバックはもらっちゃうし。もうみんなステキ。