リツエアクベバ

satomies’s diary

インフルエンザ坊や

 土曜ぐったりのべったり。就寝時、丁寧に声をかける。つらそうに甘えた声で返答なんぞする。
 日曜ちょこっと恢復。就寝時、ねえねえねえつらい?苦しい?ねえねえねえおかあさんにいっしょに寝て欲しい?いっしょに寝て欲しい?「うるさい」。じゃね、おやすみ。
 数分後、息子の部屋から聞こえるコホンとセキ。
 ばたんどたどた、ねえねえねえセキしたよねセキしたよね呼んだ?呼んだ?いっしょに寝て欲しい?いっしょに寝て欲しい?「うるさい〜〜」。
 数分後、息子の部屋からコホンとセキ。
 ばたんどたどた、ねえねえねえセキしたよねセキしたよね呼んだ?呼んだ?いっしょに寝て欲しい?いっしょに寝て欲しい?「う、る、さ、い〜〜〜」。
 数分後、息子の部屋からコホンと咳。ばたんどたどた、ねえねえねえねえ。
 夫、それを見ながら「遊んでくれる子でよかったねえ」。
 月曜、朝から36度台。まあ明日も休みなさいゆっくりしようねなんて感じ。でも夕刻からまた熱上がる。きつい様子に普通に優しい母、素直な息子。
 火曜、朝から37度台。体力がくんと落ちてる感じ。熱がどうのというより起きあがってる時間が短く、ごろごろとしている時間が多い。息子、つらそうにため息。木曜には卒業のための行事がある。授業時間を二時限使ったイベント、クラスごとの出し物、ずっと練習してきた合奏曲。土曜の受診時木曜の行事なんてことを医師に話すと、ああそれには間に合うからって言ってもらったけど、なんかダメそうだねえと弱気。まあ出席停止って学校伝染病ってヤツだから、今日平熱じゃないと無理なんだけどかわいそうでそれは言えず。
 よし。おかあさん踊ったげるよ、練習したんだよ、木曜のために。おかあさんたちが踊るヤツあるんだから。こういうのこういうの、ほらほら。
 「あの…、熱上がるから…」。でも、木曜、単独ライブやる気満々の母。
 夕刻、クラスの子のママから所用で電話。インフルエンザなんだって?うちもなの、今朝から熱出てB型だって、わあうちもB型だよ、うちは今日からだから無理そうだけどそっちは木曜行けそう?、なんか無理そう、仕方ないねえ。
 ねえ、○○くんもB型だってさ、今日からだって。「ああそうなんだ〜、流行ってるのかなあ」と、仲間を見つけてちょっとうれしそうなボク。
 ああ忙しい、おかあさん○○くんちにも行って踊らなきゃ、木曜。
 「あの…、熱上がるから…」。
 非日常っぽいお遊び。