リツエアクベバ

satomies’s diary

バレンタイン

 14日に息子の友達がどやどやと遊びに来る、総勢11人。なんだかんだ話を聞くに、息子のクラスでは数人の女の子がクラスの男の子全員に手作りのお菓子を配ったそうな。
 小学生ですでに「義理」ってことに醒めた目線で見ていて、3種の手作りのお菓子を「アレはまずかった」「これはまあまあ」なんぞと言っていて、それはそれで聞いていてなんだかなあ、みたいな感じがした。楽しんで一生懸命作ったんだろうな、と思う割には気の毒な反響だった。
 「平等」ではなく「特別」を重視すればいわゆる男子の人気投票ってことになっちまうわけで、ここで「公平性」なんてのを出してくると、こういう結果になっちまうのか、とも思う。もらう方はもらう方で、好きな子からとか自分だけとかっていうような、そこに「特別」がなきゃダメなんだな、っていう、どこか当たり前みたいな感想。
 2月14日の朝は、朝の子ども向けテレビ番組である「おはスタ」に、去年もやった「バレンタインデーにチョコを貰わなくてもへっちゃら同盟」が登場。実はコレ、わたしは大好き。スタッフの「バレンタインの悲しい思い出」が紹介され、仕事中のそのスタッフを映し出し、当のスタッフはちょいと悲しそうな表情でテレビカメラなんぞを操作するなんてのが出てくる。そして司会者と数人のスタッフが、「へっちゃら、へっちゃら」と連呼しながら、大きく体を動かすわけで。
 娘は画面を見ながら「へっちゃら、へっちゃら」と言いながら、出演者の動きに合わせて踊る。そうさ、思い通りにならないことなんていっぱいあるんだけど、このへっちゃら踊りはなんか元気が出てきて好きなんだ。
 今年のわたしの「チョコ配り」。本命と、そして義理ではなく特別を仕込んだものが数個。もち吉のちょこあられは3人分購入。今日はその最後の二個をお渡しする予定。結婚を控えてしあわせいっぱいの男の子に一個と、「今年もこの一個だけだ…」とオナジミの嘆きと共に受け取るであろう一個。でも絶対美味しいのを、しかも毎年違うものをくれると、多分今年も言うだろう。だって「特別」だもんね。