リツエアクベバ

satomies’s diary

 「レインマン」と「ギルバート・グレイプ」

 娘が9時半に「おやすみ〜」と自室に消え、レインマンのDVDを見始めていて。
 そこに風呂から上がった息子登場、「何観てるの?」
 レインマンっていう映画、自閉症の人が出てくる映画だよ。
 そう答えて、始まったばかりの映画の簡単な説明をする。父親が死んだ、遺産の相続がらみで、弟は自閉症の兄がいたことを知る。弟はなんで怒ってんの? おにいちゃんにおとうさんが残したお金が多いからだよ。
 この説明に、ばばっと息子が反応する。それを見て思う。あ〜〜〜、そうか、これはきょうだい児の映画だ、と。
 元々知ってた映画だからね、レインマンダスティン・ホフマン好きとしては見逃せないぞ、って感じで観た映画だった。知ってる映画ってことで自分の中でのイメージは定着していたのだけれど、ストーリー以上には障害児のきょうだいの葛藤、なんて目で、この映画観てなかったな、と思った。自分にとっての新しい視点は、息子がくれたもの。
 自分がすでに知ってる映画ってことで、なんというか、まあ安心していたけれど、いやんヤバいじゃんって思った、ちょっと慌てた。慌てたのは、トム・クルーズのベッドシーン。弟とその恋人がなさっているときに、自閉症の兄がその部屋に入り、ベッドのそばでテレビを観るというシーン。もうすぐ中学生って息子と一緒に観たいシーンじゃね〜よ。
 まあしかし、慌てるのもなんだなと思って、そのまま観る、二人で観る、トム・クルーズのベッドシーン。布団かぶった正常位で助かりました。ターミネーターのカイルとサラ・コナーのベッドシーンは実はわたしはすごく好きなんですが、アレは息子とは観たくないね。ちなみに息子とはターミネーター2は、以前一緒に観てます。1も観たいとは言われているんですが、今度ねなどと言って逃げております。いずれ勝手に観てくれ、うちにDVDがあるんだから。
 で、問題のレインマンのそのシーンに関しては、わたしと息子二人で観ながら両者共に何も言わず、変なテレもせず、まあ淡々と。声はでかいけど画面はたいしたこともないわけだしね。ただし息子が何考えてたか、わたしゃ知らん。
 ちなみにギルバート・グレイプは観せていません。主人公の不倫シーンの、食料品屋のにーちゃんが配達にやってきて、そこんちの人妻と台所でやっちゃうぞ未遂のシーンは、ちょっと息子と一緒にリビングでは観たくないよ。まあでも彼にはいつか勝手に観てみて欲しい、ギルバート・グレイプ。DVD、買う、かな〜。