リツエアクベバ

satomies’s diary

姫です!

 ちょこっと前になるんだけど10月の日曜日、家族で小田原城なんてとこに行きまして。いや、夫の社員旅行が箱根だったんだけど、飲み会参加だけで翌朝帰るっていうから、んじゃ翌日小田原まで迎えに行くから遊びに行かない? 二人のガキが修学旅行、夫が社員旅行があった10月、わたしもなんか観光地なんてとこに行きたい行きたい。なんてことで小田原城。そこで貸衣装借りて撮影。
 なんか、鎧なんぞを着た人が行き来していて、なんだなんだと思ったら、貸衣装の小さなプレハブ小屋があって、そこに、シルバー人材センターですみたいな男性が二人。鎧甲だの、簡易お姫様衣装なんぞを貸して、ちょこっとコスプレして、写真撮影なんぞしていいよ、という感じのとこ。
 料金は、大人200円、小人100円。
 ちょっと、ちょっと、ちょっと。と息子の腕を引くと、なんだよ、やりたいのかよ、と。目を輝かせて「うんっ! つきあってよ!」と。ガキ連れで母だけやってたら、シャレにならんじゃん。
 オジサン二人が衣装なんぞを選ぶ。赤い着物着せられて、頭につけるヤツはオレンジのなんて平気で付けようとするから、いやん、赤なんだからこっちの赤にする、とか。わがまま言いまくり。
 6年生の息子はテレ盛りというか、なんだよ、なんでだよ、重いよ、なんぞと言いながら着せてもらう。こら、着せていただいているときに失礼でしょ、なんぞと声をかける。ごめんなさい、母が無理矢理引っ張ったもんだから、なんぞとおじさま方に謝ったりするときには急に「母」
 きゃーきゃーきゃー、と、夫に写真を撮ってもらう。わ〜いわ〜い、姫だから姫。
 あとで息子がぶつぶつぶつぶつ怒っているから、なんだよと。おとうさんが写真を撮っているときに、どこかのジジィが便乗しておかあさんとちぃちゃんの写真を撮っていた。そんなことしていいのか、個人の写真を勝手に撮っていいのか、写真ってのは個人情報じゃないのか、と。
 ふうん、と聞きつつ、そういやお年を召した方でカメラを持った方が近くにいたなあ、なんぞと思いつつ、まあ観光地でコスプレ中じゃないか、などと思う。思いつつ、夫と軽く会話。この言い分と怒りよう、最近の子どもなんだねえ、個人情報ってヤツの重要性の教育、ってヤツなんだねえ、などと会話。