リツエアクベバ

satomies’s diary

おかえりゆうやん

ただいま〜。/atelier F.F. ゆうくんちの日常

 リエ、愛息子奪還成功。
 入院して退院して、また入院して。そして「連れて帰って来ちゃいました」の退院。この「連れて帰って来ちゃいました」には、リエなりのこれまで積み重ねてきたゆうやん看護の日々の経験と自信と思考と哲学ってのがあるんだろうと思う。その辺わかるからこそ、「おし、取り返してきたか」なんて感想がある。
 リエんちの愛息子、わたしんちの愛娘、障害をもつ、という共通項はあれど、その障害特性も手のかかり方も全然違う。それでもただひとつ、リエとわたしと共通した感情体験ってのがあり、その小さなピースひとつで充分わかりあえるのだ、なんてことを思う。
 その小さなピースひとつ、ってのは、子どもの長期入院に関してずっと感じ続けていたのは「不在の淋しさ」だったってこと。その「不在の淋しさ」ってヤツが、医療関係の方には「理不尽だ」と叱責されても仕方のない「子どもの入院に対しての正直な実感」からくる表現ってヤツ。
 その正直な実感からくる表現、ってヤツは「入院=取られた」であり「退院=取り返した」。
 ああホント、医療関係の方には申し訳ない、しかし正直な実感。この正直な実感と表現に関してリエと心理的に固い握手なんてのがあったことは、全ての相違点を軽く飲み込んでいくような気がするのでした。退院、ってことに関してさんざん考えたであろうたくさんのこと、「話さなくても」多分わかる。