リツエアクベバ

satomies’s diary

雪です

 雪です、大変です、雪がどさどさと降っています。庭にはでかい雪だるまがすでに作成されています。息子は近所にソリを持って遊びに行きました。まいったね。雪に弱い都市部です、ガキ共はそのためにコーフン、大人はそのためにまいってます。
 土曜とはいえ、この雪の中出勤された方も多かろ。今日「いってきます」と電車だの車だのと乗らなきゃいけない状況じゃなくてホントに良かった。
 毎日毎日出勤が普通の頃、わたしは雪の日の靴なんてものを持っていませんでした。いや、はっきり言って、妊娠するまでヒールの無い靴なんてものを持ってもいませんでした。いいですか?足がでかいんです、でかいんです、足が。平べったい靴は底面積の縦がやたらに長くなるんです、しかしヒールは斜めになりますから縦が短くなります。わかりますか、ヒールの無い靴を嫌った理由が。
 ってことで、妊娠するまでヒールの無い靴なんて持っていませんでした。しょーがなく、雪の日の出勤もヒールで出かけるオオバカ野郎でした。
 雪の日のヒール、歩けますか?歩けませんよ、バカですね。ころころとよくコケそうになりながら、まあ、頑張って歩くわけです、所詮都内の雪なんてこんなもんさ、と。
 所詮都内の雪なんてこんなもんさ、いやちがいます、毎年ではないが年に一度や二度は都内でも大雪は降ります、「転んでケガ」なんていう恥ずかしいニュースが報道されます。
 雪の日にヒールで出勤なんていうオオバカ野郎は「転んでケガ」という恥ずかしいニュースのネタになるのか。いやならなかったんですね、コレが。都内の出勤、人のいない所なんてありゃしません、コケそうになれば必ず誰かが手をさしのべてくれる。いわゆる雪の日にヒールで出勤なんてのは、知らない男に支えられまくりの一日になります。男性不信の女性は長靴を買うべきです。
 と、思ったが、急にブルーになりました、現在同じことをやっても、きっとブザマに雪道に身を投げるだけなんではないかと。いやまちがいなくそうだ、そう。
 そう、雪道にヒールなんていう経験をやってたのは「20代」です。そりゃ助けてくれるだろう。ちなみにわたしはこんなとこでは、「ネタにもならんかぐや姫」です(「NO」4個)。しかしこの「YES」は「〜ことがある」、つまり過去の経験で答えられるものがかなり含まれています。ここがミソだ、ミソ。
 現在はヒールなんてものはイレギュラーな生活で、所持するスニーカーの数も増えた。ヒールじゃなくたって、今日なんて、外になんて出たくない。ブザマに雪道に身を投げる可能性を思いつつ、どたどたどたどたと色気もへったくれもなく歩くだけだ。自分が人生に費やした年数をそんなことで自覚なんかしたくねーよ、くっそ〜。「娘」という存在に華やかにオシャレをさせたい、なんて思いはこんなとこから発生するのかもしれない。