リツエアクベバ

satomies’s diary

特別な人

医師が主宰の、ダウン症の子どもを育てるメーリングリストに参加している。まあ、発言というものも入れる。時々、ここの参加者から個人宛てにメールも入る。
以前このメーリングリストでは「たったひとつのたからもの」放映時にブログのアドレスを渡したことがある。その後、ブログに関しては「そんなものありますか?」のように知らん顔を続けているが、続けて閲覧している人間はいるらしい。でもまあ、障害関連拾い読みってとこなんではないかと勝手に解釈。
この参加者で、リアルで知っている人間がいる。彼女は他の参加者とも実際にリアルで交流があるようで、よく聞かれるらしい「あの人は実際はどんな人?」と。なんと答えているか特に聞いてないのだけど、いや、ちょっと怖くて聞けない。わかっていることはこのメーリングリストの参加者にとってわたしは「なんでも知っていて優しい」という「特別な人」で、彼女にとってのわたしは「等身大」だということ。
この彼女はわたしが参加しているダウン症の親の会のメンバーであるわけで、以前、家族レク行事で初めてここんちのダンナに会ったときのこと。(ここんちのダンナは「メーリングリストでのわたしを知っているが実際のわたしを知らない」人間の1人でもあった)
「イメージ、全然違う」
このダンナ、ブログにまで閲覧の手が入っているのかいないのか怖ろしくて直で聞いていない。しかしニョーボ経由でこのダンナから「渡して欲しいもの」がメール添付で来たときに、「『お嬢様にお渡しするように』と。ここ絶対だからと言われた」と。おお怖い。
ちなみに渡してもらったのは、よくあるアウトドアのテーブルにつけるでかいパラソルを持って「レースクィーンごっこ」をやった、要するに派手にバカ丸出しのお写真。ここのメンバーのママたちはそんなことにはもう慣れっこで、「はいはい」と相手にしてもらえなかったのを気の毒に思ったのか、このダンナだけが「かまって」くれたもの。彼の「イメージ全然違う」の根拠は、こんなバカ騒ぎをやるヤツとは思わなかったということらしい。
今日はこの彼女に会う、彼女はそうそうネットにはつないでないようだからまさかここまで閲覧の手は届いているまい、と、ふと不安。いや、恥ずかしいから。ネット上というのは「精神ストリップ」の要素があるのでリアルでもともと知っている人とからむのは恥ずかしいよね。
ブログで始まったご縁で会ったことがあるのはリエとπさん。2人とも「イメージ通り」と言ったので、ブログでは特に実態とかけ離れてはいないのかもしれぬ。特にπさんは力強く顔面に指をさしながら「イメージ通り」と叫んだ。
人に指さしちゃいけないのよ、ふ〜んだ、それに「イメージよりかわいい」って言うのがマナーだろ、マナー。でもまあ、「特別な人」になるよりは居心地はいいけどね。